4. パティで半熟卵を包む

Photo by Nobuyoshi Miyamoto

3を2等分し、おにぎりを握るときのように丸くまとめます。

「オリーブオイルを手に塗ると、くっつき防止になって、手早くきれいな形にまとまります」

Photo by Nobuyoshi Miyamoto

丸くまとめたタネの中央をくぼませて、卵を置きます。

Photo by Nobuyoshi Miyamoto

両手でパティを寄せて、卵を包み込んでいきます。

Photo by Nobuyoshi Miyamoto

つなぎ目の部分を指でつまんで、完全に卵を覆います。この時点でパティはラグビーボールのような型をしています。次に右手のひらに立てて置き、上から左手で押さえ、円形にしましょう。丸くなったパティを両手で軽くキャッチボールして空気を抜きます。

「この手順を踏めば、卵はハンバーグの真ん中に収まります。あとは焼くだけです!」

Photo by Nobuyoshi Miyamoto

5. フライパンで焼く

Photo by Nobuyoshi Miyamoto

予熱しておいたフライパンを中火にしてオリーブオイル大さじ1杯(分量外)を熱します。スコッチハンバーグとれんこんを並べ、フタをします。焼き具合をみて中火と弱火を使いわけながら、15分ほど焼いていきます。

「フライパンの大きさに対して、焼くものが多く食材が斜めになってしまっても、火は通っていくので心配はいりません。

お肉を焼くときは音にも注目してください。最初はチリチリと小さな音ですが、徐々にパチパチと大きな音になります。そうしたら弱火にしてください。理想のリズムは16ビート(笑)。8ビートに落ちたら温度が低くなっている合図なので、中火にしてリズムを戻してください」

6. ソースを作る

Photo by Nobuyoshi Miyamoto

ソースの材料を小鍋に入れて中火にかけ、泡立て器でかき混ぜながらひと煮立ちさせます。ひと煮立ちしたら、火は消します。

7. 片面に焼き目がついたら、もう片面を焼く

Photo by Nobuyoshi Miyamoto

片面にしっかり焼き目がついたら裏返し、さらにもう片面を焼きます。同じようにれんこんもこんがり焼き上げます。

「フタをずっとしていると火が通り過ぎて黄身が硬くなってしまいます。フタなしとフタありの状態を半々ぐらいにして焼いてください」

Photo by Nobuyoshi Miyamoto

厚みがあるだけに、焼き具合の見極めは慎重に! 和知シェフは金串を使って、内部の温度を確認していました。

「温度でいうと55〜60度が目安。自分の肌にあてて、お風呂より熱く感じる程度ですね。肉の内部の温度確認するには竹串より金串のほうが正確なので、ぜひ1本そろえておくといいでしょう」

Photo by Nobuyoshi Miyamoto

肉が焼き上がったら、フライパンから取り出します。

「側面が白くなってきたり、透明な肉汁が出てきたり、肉の焼けるいい匂いがしたりするのも焼き上がりの目安になります。裏返したあとは、お肉の表面は平らですが、焼けてくるとふんわり盛り上がってきます。総合的に判断してくださいね」

8. 肉の旨味をお湯に移して、ソースに加える

Photo by Nobuyoshi Miyamoto

肉を焼いたフライパンに水を適量入れて、強火にかけます。沸騰させて、鍋肌についている肉の旨みお湯に移します。ただし、焦げやアクなども含まれるので、ソースに加える前には濾すのをお忘れなく!

「ソースはさらに煮詰めて濃度を戻しましょう。オニオンパウダーがあれば、ひと振り加えるとさらに旨みが増します」

Photo by Nobuyoshi Miyamoto

9. 丼に盛り付ける

Photo by Nobuyoshi Miyamoto

こんもりとごはんを盛り付け、千切りキャベツを奥側に敷き、中央から手前にかけてスコッチハンバーグを置きます。右横のスペースにれんこん、左横にミニトマトを置いて、ソースをかければできあがりです。さあ、召し上がれ!

編集部のおすすめ