ライター : macaroni 編集部

お酒と楽しむ3つの果物レシピ

外出自粛でレストランに行く機会が減っているいま。家庭で簡単におしゃれなおつまみが作れたら嬉しいですよね。そんなときは手軽に作れるだけでなく、食卓を華やかに演出してくれるスペインのタパスやバスク風ピンチョスがおすすめ。旬の果物を使用すれば、鮮やかで美しいおつまみがあっという間に完成しますよ♪

この記事では、スペイン料理研究家の丸山久美さんに、10分で作れる3つの簡単おつまみレシピを教えていただきます。

Photo by Kimiko Yamamura

料理家・スペイン料理研究家/丸山久美さん アメリカ留学後ツアーコンダクターとして世界各地をまわる。後にスペインに14年在住。帰国後は料理雑誌の編集ライターを経て、料理研究家として活動。日々に役立つさまざまな料理を紹介している。料理教室mi mesa主宰。著書多数。近著に『バスクの修道女 日々の献立』(グラフィック社)
「バスクの秋は日本と同様にまさに実りの季節。いちじく、洋ナシ、柿、ぶどう、りんごなどはそのまま食べるだけではなく、普段のお料理にもよく使用されています。特に、ワインが欠かせないスペインでは、前菜やタパス、ピンチョスとしてアレンジし、旬の果物をワインとマリアージュして楽しみます。

この記事では、簡単で高見えするおつまみを3つご紹介。火を使わないので、家庭でも手軽に作れますよ」

1. 材料3つ。ぶどうのクリームチーズボール

Photo by Kumi Maruyama

調理時間:10分(※冷やす時間は除く)

「この季節はスペインの市場にもさまざまな種類のぶどうが並びます。ぶどうはチーズとの相性が良いので、タパスのプレートでも頻繁に見かける組み合わせです。

このレシピではシャインマスカットを使いますが、どんなタイプのぶどうでもOK。水分の多いぶどうだとクリームチーズがつきにくいので、皮を剥いたあとにしっかりと水分を拭きましょう。ぶどうのサイズに合わせてクリームチーズ、クルミは調節してください」

材料(2人分)

・ぶどう(シャインマスカット) ……3粒
・クリームチーズ……50g
・クルミ(細かく刻む)……20g

作り方

1. ぶどうの皮を剥く

2. クリームチーズを手の平で広げ、中心にぶどうをおいておおう

3. 両手でコロコロさせながらぶどうを包むようにまるめる

4. クルミを3にまぶす

5. 冷蔵庫に入れ30分ほどおき、半分に切ったら楊枝を刺す
(普通の楊枝だと抜けやすいので、平たいものを使用するのがおすすめです)

2. 甘みと塩気のバランス抜群!りんごとスモークサーモンのカナッペ

Photo by Kumi Maruyama

調理時間:10分

「バスクはりんごの名産地としても名高く、りんご酒シードルをバルで飲んでる人たちもスペイン北部ではよく見かけます。そんなシードルとも良く合うのがりんごを使ったタパスやピンチョス。えびやカニ、ツナなど魚介に合わせることが多く、キリッと冷やした白ワインとも相性抜群です。

このレシピでご紹介するのは、サクッとした食感が楽しめるカナッペ。りんごには風味付けにレモン果汁をふりますが、変色を防ぐ役割もあります。ハーブはフェンネルやディルなどがおすすめです」

材料(4個分)

・りんご (皮を剥き5mm角に切る)……1/4個
・スモークサーモン(粗みじん切りに切る)……3枚
・フランスパン(1cmスライス)……4枚
・粒マスタード……小さじ1弱
・レモン果汁……小さじ1杯
・オリーブオイル……小さじ1杯
・ハーブ……少々

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