ライター : macaroni 編集部

監修者 : 島本美由紀

料理研究家・ラク家事アドバイザー

正しい保存法が食品ロスを減らす第一歩!

「冷蔵庫に入れていた野菜がいつの間にかしんなりしていた……」なんてこと、ありませんか?実は食品ロスの原因のひとつに、こうした食品保存の失敗があげられます。

にんじんや小松菜、きゅうりなどの野菜は、冷蔵庫に入れる際は立てて保存すると日持ちがするそう。「畑で育ったように立てて保存することで野菜が無理に成長しようとせず、旨味が逃げません。立てるだけでおいしさが保てますよ」と島本さん。

横向きで保存すると、縦に伸びようとして旨味のもととなる栄養を使ってしまうのだそう。ちょっとした工夫で、野菜をおいしく保存できるなんで驚きですね。今回はおいしく保存したにんじんを使って「丸ごとごま和え」の作り方を教えてもらいます。

島本美由紀さんプロフィール

Photo by macaroni

料理研究家・ラク家事アドバイザー/島本美由紀さん 旅先で得たさまざまな感覚を料理や家事のアイデアに活かし、手軽に作れるおいしい料理レシピを考案。家事全般のラク(楽しくカンタン)を追求する「ラク家事アドバイザー」、エコの観点から食品保存や冷蔵庫収納を提案する「食品ロス削減アドバイザー」「冷蔵庫収納&食品保存アドバイザー」としても活動中。テレビや雑誌、講演会を中心に多方面で活躍し、著書は70冊を超える。

皮もヘタも食べる!にんじんの丸ごとごま和え

Photo by 齋藤 萌

にんじんの皮もヘタも丸ごと使いきるごま和えです。「にんじんは外側に栄養があるので、皮ごと使えば食品ロスを防ぎながら栄養もバッチリとれますよ。出荷時に洗浄されているので、皮も安心して食べられます。それでも皮が気になる……という方は、こんなふうに薄く細く切ることで、皮っぽさも気にならず食べやすいですよ」と島本さん。

にんじんと調味料を合わせて電子レンジで加熱するだけなので、とっても簡単。常備菜にもおすすめです。

材料(作りやすい分量)

Photo by 齋藤 萌

・にんじん(大)……1/2本(約150g)
a. 白すりごま……小さじ2杯
a. しょうゆ……小さじ1杯
a. ごま油……小さじ1杯
a. にんにく(すりおろし)……少々

にんじんの皮ごとごま和えの作り方

1. にんじんを皮ごと千切りにする

Photo by 齋藤 萌

にんじんを皮ごと千切りにします。

「ヘタの部分も千切りにして丸ごと使います。汚れていたら爪楊枝で汚れを除けば食べられますよ。千切りにして加熱すると、皮やヘタの固さも気になりません」(島本さん)

Photo by 齋藤 萌

にんじんのヘタの部分はよく洗い、くぼみについた汚れは爪楊枝や竹串でこするように除きます。ほかの部分より多少固さがあるので、気になる場合は薄めの千切りにするとよいでしょう。

2. 蓋つきの耐熱容器に入れて電子レンジで加熱する

Photo by 齋藤 萌

耐熱容器に1を入れて、蓋をずらしてのせ電子レンジ600Wで2分30秒加熱します。蓋の代わりにふんわりラップをかけてもOKです。
※500Wの場合は、3分加熱してください。このレシピでは473mlの耐熱容器(スクリューロック)を使用しています。

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