ライター : macaroni 編集部

中川たまさんおすすめ! 元気が出る夏野菜の保存食3品

Photo by macaroni

暑さで身体も心も疲れが出やすいこの季節。料理をするのが億劫に感じている方も少なくないはずです。

そんなときに役立つのが保存食。作り置きとはまた違い、数週間日持ちがする料理のことで、作ってしまえば「あとひと品何か欲しい」というときにとても重宝します。

この記事では、旬の食材をシンプルに味わう料理が人気の中川たまさんに、夏野菜を使う保存食のレシピを教わりました。

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料理家/中川たまさん ケータリングユニット『にぎにぎ』を経て独立。料理教室を主宰するほか、雑誌やイベントなどで活躍。著書『季節の果実をめぐる114の愛で方、食べ方 』(日本文芸社)や『私の好きなサラダの食べ方』(グラフィック社)では、さまざまな四季の野菜や果物を、より深く味わうレシピを多数紹介している
「私がこの季節によく作る大葉バター、セミドライトマトの醤(ジャン)、焼き野菜のオイル漬けの3つの保存食をご紹介します。

お料理をするのがちょっと面倒……というときに大活躍。どれも簡単にできて2週間以上保存がきくうえ、アレンジの幅も広い優れものです。旨味と栄養がたっぷり詰まった夏野菜を、シンプルに楽しんでくださいね」

1. 爽やかな香りが食欲をそそる。大葉バター

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「夏になると庭に自生している大葉がぐんぐん育ちます。あまりにたくさん採れるので、そのまま食べるだけでなく、保存がきく洋風メニューにアレンジしてみました。室温にもどしたバターに刻んだ大葉を練り込むだけという手軽さ。清涼感たっぷりで夏らしいひと品です」

材料

・大葉……10〜15枚
・有塩バター……80g

作り方

1. バターを室温にもどし、大葉と混ぜやすいようにやわらかくする

2. 大葉をみじん切りにする

3. 12をまんべんなく混ぜ合わせてラップで包み、冷蔵庫で冷やす

中川さんおすすめの食べ方

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「炊き立てのコーンご飯に大葉バターを混ぜれば、あっという間にピラフ風に変身。爽やかな香りとコクに箸がすすみます。

炊き込みご飯だけでなく、トーストに塗ったり、たらこパスタに和えたりするのもおすすめ。洋食でよく使われるパセリとは、また違った風味が楽しめます」

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「バターは湯煎にかけずに室温でやわらかくしてから調理することで、バターと大葉の香りがしっかりと生きます。きちんと保存すれば1ヶ月ほど持ちますので、いろいろなお料理にちょい足ししてみてください」

2. 旨味がギュッと詰まった、セミドライトマトの醤

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「こちらも我が家の庭で採れるミニトマトの保存食として考えました。夏のミニトマトはとても味が濃く、スーパーでもお手頃価格で買える魅力的な食材のひとつ。乾燥させてセミドライの状態にすることで、栄養と旨味がギュッと凝縮します。夫が好きな和食や中華にも合うように、ごま油でアレンジしてみました」

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