みょうがの収穫時期と収穫方法は?

ーー8月に植えた場合はいつ収穫できますか?

 気温や環境により、早くて11月くらいに収穫することもできますが、基本的には春から初夏が旬なので、本格的に収穫ができるのはその頃ですね。最初こそ時間はかかりますが、みょうがは一度植えれば何年も生え続けるので、長い目で見るととっても楽に育てられる野菜ですよ。

ーー収穫方法は、どんな感じですか?

 みょうがは株元近くから出てくる花茎が親指くらいのサイズのときに収穫しましょう。土から頭を出したつぼみの根元をポキッと折ってもぎり取ります。

開花すると筋張ってくるので多少早めの収穫を意識してください。花が咲いてしまうと食感が悪くなり風味も落ちますからね。早めに収穫してあげると、香りが強くてやわらかいものが取れます。

また春先に、春のはじまりを知らせるために化成肥料と堆肥を追加する「お礼肥え」をするとそれが合図となって一気に生育をはじめます。ぜひやってみてください。

みょうがをおいしく食べるには?

Photo by okamagami

ーーみょうがといえば、私は冷汁が一番好きです!これまで育てた青シソやオクラを入れて、ちょうど先日作ったんですよ。

 すごくおいしそうじゃないですか!冷汁は食べたことがないので、作ってみようかなぁ。今回は逆に教えて貰っちゃいましたね(笑)。

ーーでもほかのレシピをあまり知らなくて……いつも冷蔵庫に使いきれないみょうがが残ってしまうので、龍さんおすすめのレシピをぜひ教えてください(笑)。

 僕のおすすめは、みょうがを塩こんぶ、酢、砂糖と一緒にポリ袋で軽く混ぜた和え物です。さっぱりしていて、暑い時期にぴったりですよ!

何年も楽しめる風味豊かなみょうがを育てよう!

一年のなかでも特に暑い8月は、植物にとっても少し過酷な時期。遮光やこまめな水やりなど、夏ならではの育て方でベランダ菜園を楽しみましょう。その際、お世話する側も充分な熱中症対策を忘れずに。

今回ご紹介したみょうがは夏にさっぱりといただくイメージが強いですが、おつまみやお味噌汁にも相性がいいので、年中活躍してくれます。この機会にみょうがを上手に育てて、来年の夏は自家製のみょうがで暑さを乗り切りましょう!

取材・文/鎌上織愛

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