2. 材料を合わせて煮込む

Photo by Nobuyoshi Miyamoto

カレー粉から泡が出たら、カニ身と(a)を加えて中火で1分ほど煮込みます。

「カニ缶を使用する場合は、水とカニ缶の汁を半量ずつ入れるのがおすすめ。カニの風味が増して旨味がアップします。カニ缶の汁だけで作ると塩辛くなるので注意してくださいね。缶を使わない場合は水の分量を増やしてください。

(a)で使用している“シーズニングソース”もタイ料理でよく使用される調味料のひとつ。カルディなど輸入食品を扱っている専門店で購入することができます!」

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カニがほぐれたら強火にし、(b)を入れてとろみをつけます。

「卵より先に片栗粉を入れてとろみをつけておくのがこの料理のポイント!とろみがついたところに卵を入れて混ぜると、プッパーポンカリー特有のふんわりとした食感を再現することができます」

3. 卵を加えて大きく混ぜ合わせる

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とろみがついたら(c)と小ねぎを加えて大きくかき混ぜます。卵がふんわりしてきたら、お皿に盛って完成です!

「混ぜすぎ、加熱のしすぎは卵のふわふわ感がなくなってしまうので気を付けましょう。かき混ぜる際は、大きくかき混ぜ、卵がふんわりとしたら火からおろしてくださいね」

ふわふわ食感と甘味&辛味のバランスでごはんが進む!

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ふわふわ卵の甘さと、ナムプリックパオのマイルドな辛みの相性が抜群なプーパッポンカリー。それほど辛味は強くないので、辛い物が苦手という方でも食べやすい味わいです。ふんわり卵の食感とカニの旨味の味わい深さに、現地でも人気のメニューだということがよくわかります。

「プーパッポンカリーの甘辛さは、日本人にも馴染みのあるのバランスなので、タイ料理のなかでも食べやすい料理だと思います」との長澤さんの言葉通り、思わずごはんをかきこみたくなるようなおいしさ。もちろん、日本人らしく丼にして食べるのもおすすめです♪

次回はプリプリ食感がたまらない、えびで作る「トートマンクン」をご紹介します。

取材・文/鎌上織愛
撮影/宮本信義

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