4. 豚肉を焼く

Photo by keiji okazaki

塩を振っておいた豚肉を取り出し、余分な水分を拭き取ります。脂身を下にして、フライパンで焼きましょう。

豚肉から脂を出すように軽く押しつけながら、全面に焼き色を付けます。そのあと豚肉を取り出し、炒めた玉ねぎが入った鍋の中に入れます。

お肉の旨味を無駄にしないように!焼いて出てきた脂を少し拭いてからビールを注いで、フライパンの内側を洗うように一周させましょう」

5. 焼いた豚肉をビールで煮込む

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玉ねぎ、豚肉の入った鍋に、3で作った煮込み液を加え、蓋をして2時間ほど煮込みます(圧力鍋なら30分程度)。

「煮込んで浮いてきた豚肉の脂は取りましょう。脂が気になる、よりさっぱり食べたいという場合は、一度煮汁ごと冷やして、液面に浮いてくる白い油の塊を取り除くといいですよ」

6. 味を調えて、盛り付ければ完成!

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最後にお好みで、塩、こしょうで味を調えましょう。あらかじめ下ゆでしておいたブロッコリーを添えれば完成!

お好みのスパイスでアレンジも!

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ナイフを入れれば一目瞭然、分厚いお肉が簡単に切れます。口にいれると赤身はしっとりやわらかく、脂はトロっと溶けてしまいます。

豚肉の脂のおいしさが感じられるのに、さっぱりいただけるのはビールのおかげ。ボリュームたっぷりながら、女性でもペロリと食べられますよ。また、お肉の旨味を吸った玉ねぎが、まるでオニオングラタンスープのように濃厚です。

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スパイシーな味が好きな方は、クローブ、シナモン、ナツメグなどお好みのスパイスを加えて、自分流のひと皿にアレンジしてみてください。

「お酒を合わせるなら、やはりビールで!お好きなビールと一緒に召し上がってください」

最終回の次週25日(金)は「クレメダンジェ」を紹介

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本連載のラストを飾るのは、「クレメダンジェ」。クリームチーズ、ヨーグルト、生クリームを混ぜるだけなのに味や舌触りは本格的。一度食べたら虜になってしまうデザートです。 お楽しみに!

取材・文/島田みゆ
撮影/岡崎慶嗣
これまでの連載はこちら▼
取材協力

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ビストロスマイユ 店名のスマイユとは、フランス語で「種まき」という意味。お店で過ごすお客様の時間に楽しく幸せな気持ちが芽生えてほしいとの想いが込められています。自家製シャルキュトリーとフランス田舎料理を、カジュアルに楽しめるお店です

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