食べられないきな粉の特徴

・購入時より色が退色している
・湿気を含んで固まりができている
・傷んだようなにおいや味がする
・保存場所が適切ではなかった場合

見慣れない色に変色しているものや、湿気を含んで固まっているきな粉は、雑菌やカビが繁殖しているおそれがあります。見た目が大丈夫そうでも、においや味に違和感があるときは食べないほうがいいでしょう。食べてえぐ味がある場合は、カビが発生しているかもしれません。

未開封の状態や賞味期限内であっても、保管方法が適切ではない場合は傷んでいるおそれがあります。違和感を感じた場合は、無理に食べず新しいものを購入してくださいね。

おいしさをキープする!きな粉の保存方法

開封後に密閉する

きな粉に含まれる油分は徐々に酸化していくため、開封後は密閉できる容器に入れましょう。まず袋の空気を抜き、数回折ってクリップで留め、さらに密閉容器に入れます。湿気対策だけでなく、ほかの食品へのにおい移り防止や、きな粉のにおいで寄ってきてしまう虫を防ぐことができます。

また、酸化を防ぐバリア機能が付いたパッケージを使用している商品もあるので、元のパッケージに入れたまま、ジッパー付きの袋や密閉容器に入れることをおすすめします。

乾燥剤を入れておく

せっかく密閉容器に入れても、何度も開封をしていると空気中の湿気を含み、固まりができてしまいます。容器内を乾燥した状態に保つためにも、乾燥剤を一緒に入れておくのがベターです。また、乾燥に弱い “粉ダニ” の予防にもなりますよ。

冷暗所で保管する

密閉容器に入れたあとは、冷暗所に保管します。直射日光が当たる場所に置いておくと、退色や劣化の原因に。日の当たらない戸棚や納戸、冷蔵庫であれば野菜室など “温度が低く一定に保たれた場所” を選びましょう。

梅雨の時期や夏場にかけてはキッチンまわりでも高温多湿になる場所があります。家の構造や立地にもよりますが、シンク下や床下の収納スペースは、湿気がこもりやすいといわれているので避けるのがベターです。保管場所には十分注意しましょう。

冷凍保存もおすすめ

温度が低く、乾燥している冷凍庫は、劣化のスピードを遅らせることができます。冷凍保存してもさらさらの状態は保たれるので、解凍の必要はありません。

常温や冷蔵庫に比べて長持ちさせることができる保存方法ですが、注意点もあります。温度差で結露が発生しやすいため、使用後は素早く冷凍庫に戻しましょう。

保存する際に小分けにし、使う分だけ取り出す方法もおすすめです。ただし、におい移りの心配があるので、必ず密閉状態で保存することは忘れないようにしてくださいね。
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