3. 冷凍保存を活用する/@m__prost

Photo by m__prost

「私は、海外に長く住んでいたのですが、現地では高価で貴重な野菜等を無駄にしないよう、冷凍を工夫していました。その経験を元に、冷凍生活アドバイザーの資格を取得したんです。

家庭菜園で採れた野菜やきのこなどは、常に冷凍して使い切るようにしています。また、トマトソースや挽肉炒めなど、いろいろなメニューに展開できるものも冷凍するように。セオリーに沿った冷凍方法と、見通しの良い管理はフードロス削減のために役立っていると思います」

4. フードロス削減を目的とした商品を購入する/@satooto

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「新型コロナウイルスの感染拡大の影響でさまざまな産業が打撃を受けています。ある日、たくさんのさくらんぼが余ってこのままでは廃棄になってしまうという広告を見ました。

普段ならなかなか買わないちょっと高級なお取り寄せも、フードロスに貢献しつつ楽しめるなら良い機会と購入!箱にたっぷり入った宝石のようなさくらんぼ、ジューシーで甘くてとってもおいしかったです。今後もフードロス削減につながる商品は、進んで購入しようと思います」

5. フードバンクを利用する/@yupi.1013

Photo by yupi.1013

「私は実家から加工食品やお菓子が送られてくることが多いのですが、なかなか食べ切ることができず、引き出しで眠ったままの食品がたくさんありました。

そんなときにフードバンクと出会い、少しでも必要としている人のもとに届いたらいいなと思い参加し始めました。専業主婦だと社会に出ることがなく、孤独になってしまいがちですが、こうして誰かのために何かできているのはとても嬉しく、今回は何を入れようかなという感覚で息子も楽しみながら参加しています!」

なぜフードロスを削減するべきなのか?

1. 環境への負荷を減らすため

フードロスの大半は生ゴミ。水分を含む生ゴミは焼却処理される際に二酸化炭素を排出します。また生ゴミ焼却後に出る灰などは、最終処分場に埋め立てされますが、この最終処分場の容量も年々減少。このままゴミが増え続けると、ゴミが溢れてしまう可能性もあるのです。(※3,4)

2. 食料不足や飢餓をなくすため

私たちが家庭からフードロスを出している一方で、世界では9人に1人(約7億9,500万人)が栄養失調の状態にあります。飢餓に苦しむ人々に向けた世界の食糧援助量は、年間約390万t。なんと、日本が排出するフードロス量(612万t)の方が1.6倍も多いのです。(※5,6)
フードロスと聞くと、飲食店やスーパーが対象で私たちの生活にはあまり関係がないと思ってしまいがちですが、実は私たち個人にも大きく関係しているんですね。個人であっても、取り組みを続ければ1ヶ月、1年間で大きな差が生まれます。

まずは、世界や日本で起きている問題を知り、できることからはじめてみましょう!
【参考文献】
(2021/1/27参照)
文/樋田由香(macaroni編集部)
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