ライター : macaroni_press

販売期限切れによる食品ロスを防ぐアプリ「セマフォー」

Photo by 株式会社スコープ

世界や日本で大きな社会課題となっている食品ロス。食べられることなく廃棄されてしまう食品は、一般家庭だけではなく小売店舗でも多く見受けられますよね。

そこで、スコープはスウェーデンのフードテック企業Whywaste(ワァイウェイスト)社とグローバル・パートナーシップ契約を締結。2020年6月23日に「セマフォー」というサービスを販売開始しました。

「セマフォー」は店舗での食品廃棄物を削減する目的でつくられたアプリです。この記事では、スウェーデンより日本に初上陸した「セマフォ-」についてご紹介します。

セマフォーとは?

有効期限管理ツール

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「Semafor(セマフォ―)」は、有効期限が切れそうな商品を特定すると同時に、担当者に対して、廃棄を防ぐためのアクション(値下げ、店内調理、寄付など)を促すアプリです。

アプリを使うことで、ストア内のすべての商品を定期的にチェックする必要がなくなり、商品の有効期限切れによる廃棄を防ぎます。

3つの商品特徴

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「セマフォー」には、以下のような特徴・メリットがあります。

1. 販売期限が迫ると自動で教えてくれるため、食品ロスを防げる。

2. 販売期限の確認の作業時間とコストが削減できる。

3. 基幹システムと関わりなく、単独で稼働するアプリ。システム改修することなく、店舗導入できる。スマートフォンやタブレットでも操作可能。

食べられるのに捨てられる「食品ロス」を減らそう!

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実際に、スウェーデンでの店舗ではセマフォーを導入し、廃棄物を最大40%削減することに成功しています。

さらに、最大50%の作業時間の節約や、97%のクレーム削減など、食品廃棄削減以外にもメリットがあるサービスです。日本でも導入が開始されることで、ポジティブな変化が起こりそうですね。

食品ロスは私たちにとって、とても身近な問題です。セマフォーは店舗向けのサービスですが、わたしたちも食品を買うときに気をつけたり、家庭でも食品ロスを減らすことを意識していきましょう。
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