ライター : 大瀧亜友美

取材&グルメライター

取材ライター歴5年目。食べることが大好きで、日々料理の腕を磨いています。最近ハマっているのは皮から作る餃子。ライターとして毎日の暮らしをちょっと豊かにする情報を発信していきま…もっとみる

冬の最強あったか朝食はおかゆ!

Photo by macaroni

体が冷えていると、なかなか活動モードになれなくてつらいですよね。毎日元気に過ごすためにも体を冷えから遠ざけて、健康的な状態を維持していきたいものです。

そこでおすすめしたいのが、朝食におかゆを取り入れること。おかゆといえば、温かくて消化に良い、体にやさしい料理の代表格です。日本では体調が悪いときに食べるものというイメージが強いですが、ふだんの食事にすることで得られるメリットがたくさんあるんですよ。

忙しい朝でも簡単に作れるおかゆレシピを、おかゆメインのカフェを営むおかゆ研究家に教わってきました。

レシピを教えてくれたのは……

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おかゆ研究家/森谷達(もりや とおる)さん
株式会社 伍乱 代表取締役。広告代理店に就職後、食に携わる仕事がしたいと30歳のときに独立。2007年に炭火焼ダイニング「otoCono-katte.(オトコノカッテ)」、2012年におかゆをメインにしたカフェ「Okayu-stand.(オカユスタンド)」の2店舗を本厚木で立ち上げる。オカユスタンドではバリエーション豊かなメニューで“食事として楽しめるおかゆ”を提案している。

おかゆカフェ「オカユスタンド」へ

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取材に伺ったのは、本厚木駅南口から徒歩2分の位置にある「オカユスタンド」。2012年に開業したこちらでは、女性に人気の「明太クリームのおかゆ(580円)」やヘルシーな「ゴボウと豆腐のそぼろのおかゆ(580円)」など、さまざまなおかゆを提供しています。

ランチタイムには煮物やサラダなどがついた「雑穀入り粥 ランチセット(780円)」が好評。朝から夜までの通し営業ですが、時間帯によってメニューが変わるのが特徴です。

夜は、お酒と一緒に焼き小籠包やエビ豆腐シュウマイなどを堪能したあと、〆におかゆをオーダーする方が多いとか。

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木目を基調とした店内は、女性ひとりでも気軽に食事を楽しめるよう、居心地の良さを重視してデザインされた空間。

奥で作業をしていた森谷さんがカウンターから出てきたところで、まずはおかゆ研究家が考えるおかゆの魅力を聞きました。

おかゆは朝食に向いている!

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そもそも、深谷さんはなぜおかゆの研究をしようと思ったのでしょう。質問すると、「実は、このお店を立ち上げるためだったんです」と森谷さん。

「東日本大震災のあと、ボランティア活動に参加して、東北を盛り上げたい、少しでも復興のお手伝いをしたいと強く思いました。それで、福島県産のお米を使った料理を提供するお店を立ち上げようと決めたんです。

どうしておかゆをメインにしたかというと……、中国のおかゆ文化にふれたことが大きかったように思います。

前職では中国へよく出張に行ったのですが、あちらでは日常的におかゆが食べられていて、いろいろな場所でいろいろなメニューを楽しめるんです。そういう“食事としてのおかゆ”を提供する場を日本でも作れたら、おもしろいんじゃないかと考えました」

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朝8時30分から営業している「オカユスタンド」には、そんなおかゆで朝の体にスイッチを入れようと、多くの女性客が足を運んでいます。

「食べると体が温まりますし、ヘルシーなところも魅力的。おかゆはまさに朝食向きのメニューですよ。

以前、100日続けておかゆを食べる生活をしたことがあったのですが、体重が3~4kg減りました。おかゆって1食あたりのカロリーが低いんです。なにせ、お米1合で4杯分のおかゆを作れますから。米が水を吸って膨らむので満足感もありますし、ダイエット中の人には特におすすめです。

調理が簡単なところも朝食に取り入れやすい特徴です。作り方はお米と出汁と材料を煮込むだけ。米1:水7という基本の分量さえ守れば失敗知らずです。

ひとつ気を付けてほしいのは、炊き上がってから混ぜすぎないこと。粘り気が出過ぎてしまうので、グルグルとかき混ぜず、数回混ぜるくらいにしましょう。

おかゆは多めに作って冷蔵保存しておくこともできます。食べるときは、少量の出汁を足して、お鍋で温めるようにしてください。冷たい出汁だと温度差でお米が煮崩れてしまうので、温めた出汁を使いましょう」

作るのが簡単で、体にやさしいおかゆ。日々の食事に積極的に取り入れていきたいですね。以下からはいよいよ本題のおかゆレシピを紹介します。おいしく作るためのポイントも教わったので、ぜひ参考にしてください。

レシピ1:バターナッツカボチャとチーズのポタージュがゆ

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「ひとつ目はカボチャのやさしい甘みを感じられる洋風のおかゆです。根菜と同じように、発酵食品のチーズは体を温めてくれる食材のひとつ。チーズと、トッピングのコーヒーミルクでコクも生まれます。

ポタージュスープのように濃厚な味わいなので、おかゆというよりリゾットに近いかもしれませんね。

バターナッツカボチャは繊維が少なくポタージュを作るのに最適です。もちろん普通のカボチャでも問題ありませんよ。カボチャの食感を残したいときは、実が崩れないように軽く混ぜましょう」

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材料(2人分)

・米……半合(90g)
・水……500cc
・牛乳……200cc
・バターナッツカボチャ……1/4個(約120g)
・玉ねぎ……1/4個(約40g)
・シュレッドチーズ……大さじ1杯
・刻みパセリ……適量
・コーヒーミルク……適量
・顆粒コンソメ……大さじ1杯
・塩こしょう……少々
・サラダ油……大さじ1杯

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