ライター : macaroni 編集部

この記事を書いたのは……

macaroni編集部 トレンド担当ディレクター / もちこ
編集部きっての鮨マニア。大手回転寿司チェーンから都内高級店まで、週3回は寿司を食す。家でも握りの研究を欠かさず、My寿司下駄を持っている。インスタ(@harumochi98)では東京グルメを日々紹介中!

私にとっての「元気が出るごはん」とは?

Photo by @tasuke toshie

こんにちは、macaroni 編集部のもちこです!新企画「元気が出るごはん」シリーズ、第2弾をお届けします。

お題を渡されて、真っ先に思い浮かんだのは、ほかでもない“寿司”。私にとっては一番の栄養剤なんですよね。

過去には5日連続で寿司を食べたこともあるほどでして……。もはや、写真を見たり考えたりするだけでも幸せ(末期)。

もちろんスーパーのパック寿司も買いますし、自分でも家で握るのですが、やはり寿司屋の味には勝てません。なかでも最近、元気をもらった寿司があるので、ちょっとお話したいと思います。

前回の記事はこちら▼

浅草の老舗「太助寿し」のテイクアウト

Photo by @tasuke toshie

コロナ禍で寿司屋の味に飢えていた私に潤いをあたえてくれたのが、浅草の「太助寿し」。創業50年を超える老舗なのですが、親方の娘さんがインスタグラムで店の様子を熱心に発信されており、前々から気になっていたんです。

テイクアウトをやっているということで、さっそく予約。

Photo by @tasuke toshie

のれんをくぐると、笑顔で出迎えてくださったのは、明るい若女将のとしえさん。続いてつけ場にいる親方が「雨だから、寒いでしょう!お茶でも飲んでいって」と、声をかけてくれました。

その日は冷えていたのに、入店したとたん心はぽかぽか。

温かいお茶をいただきながら、親方の無駄のない所作、手入れの行き届いた趣のある店内、奥の席で寿司に舌鼓を打つ常連さん、そんな下町の情景を眺めていました。

親方の想いがこもった「特上寿司 松」

Photo by macaroni

「特上寿司 松」3,000円
私が用意してもらったのは「特上寿司 松」、大好物の車海老入り。太助寿しには、親方が長年の目利きで選んだ一級のネタがそろいます。

コロナ禍で元気をなくしつつある、市場や漁師さんのために少しでも力になりたいと、いい魚を仕入れてお客さんに提供しているのだそう。

この日も大間のマグロが鎮座!見てわかる質のよさに、食べるこちらも嬉しくなります。

お気に入りの My 寿司下駄にのせて…

Photo by macaroni

ここで祖母から譲りうけた “My 寿司下駄” へ移動。「この子は手前♪」なんて考えながら、台所のすみでニヤニヤ。大丈夫なのだろうか…‥。

旨みと脂がちょうどいい塩梅のマグロ、甘みが引き出された海老、昔ながらの醤油漬けいくら……ひと握り食べるごとに、心が喜びで満たされていく感じがわかります。

すっかりテンションも上がって、笑顔で「ごちそうさまでした」。

若女将の手書きメッセージにほっこり

Photo by macaroni

最後に袋の中を覗いてみると、若女将のとしえさんからの手書きメッセージが……。「おすそ分けです、わたしはいつもみなさんからいただいてるので♪」と、なんとお菓子まで。

寿司に舌鼓を打つのもそうですが、こうした細やかなやさしさや、握りに込められた親方の気持ちに思いを馳せる時間は何にも代えがたいものでした。

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