ライター : macaroni 編集部

編集部員に聞きました!「あなたの家はどんな恵方巻きを食べる?」

macaroni編集部員の食に関するあれやこれやを紹介している連載「編集部員のリアルな食生活」。今回は、「我が家の恵方巻き」をテーマにお届けします。

節分といえば「鬼は外、福は内!」といって豆まきをするものですが、元は関西がルーツの「恵方巻き」を食べる習慣も近ごろはかなり定着してきました。節分の夜に恵方に向かって願い事を思い浮かべながら巻き寿司を丸かぶりし、言葉を発せずに最後まで一気に食べきると願い事がかなうといわれてる恵方巻き。オーソドックスな巻き寿司から海鮮系、変わり種まで、じつにさまざまですよね。

さて、食への興味が強いmacaroni編集部の面々は、いったいどんな恵方巻きを食べているのでしょうか。

1. 寿司屋を営む実家の「海鮮巻き」

macaroni編集部 レシピ・ヘルス&ビューティー担当ディレクター / おみず
関西出身、寿司屋の娘。管理栄養士の資格を持っていて、健康や美への意識が高い。仕事終わりのビールとおいしいパン屋巡りが何よりの楽しみ。実家の愛犬(コーギー)に会いたくてたまらない。

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「関西の実家(寿司屋)では、毎年恵方巻を販売しており、節分の日はその残りを食べるのがお決まり。具材はウニ、トロ、いくらなどなど……。海鮮がたっぷり入ったとにかくお口が幸せな恵方巻きなんですよ。

東京に出てくるまでは、節分の日は仕事を休んで手伝いをしていました。父が前日からほぼ徹夜で巻き上げる巻き寿司を、私が箱詰め、車で配達といった流れです。文句ひとつ言わず手伝うのは、完全にこの海鮮巻き目当て(笑)。今年は帰省がむずかしそうなので、どうにかして送ってもらえないか、交渉中です!」

2. ごま油香る「キンパ風太巻き」

macaroni編集部 レシピ担当ディレクター / といちゃん
元パティシエという経歴を持つ、みんなの妹的ディレクター。編集部随一のおしゃれな生活を送っているともっぱらの噂。韓国ドラマと猫が大好きで、早寝早起きが苦手。

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「韓国料理が大好きなのですが、キンパを食べるようになってからお米にすし酢を混ぜるのではなく、ごま油を混ぜた海苔巻きのほうが好きなりました!以来、恵方巻きはキンパのように作るのが定番になっています。

生魚を入れることもありますが、今回はカニカマを入れました。あとはほうれん草や豆もやし、ぜんまいのナムルなどを巻き込んでいます。醤油は使用せずに、ごま油と塩の味で楽しむスタイルです!

一応、方角を調べて、無言で食べるようにしていますが、内心これ意味あるのかな……と思いながら黙々と食べています(笑)」

3. トマト出汁で作る「卵と牛肉の恵方巻き」

macaroni編集部 マネージャー / みやさん
野菜ソムリエの資格をもつ健康オタクマネージャー。ヨガトレーニングを10年続け、ぶれない体幹を手に入れたが、通い続けたジムが閉鎖してから運動不足気味。体力不足が目に見えてきたので、筋トレやジョギングで適度に汗を流している。

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「毎年節分の日に、会社で恵方巻きを食べるイベントをおこなっていますが、今年は残念ながらコロナの影響で開催されません。おうち時間が増え、巻きすもあるので手作りしてみました!

ご飯を炊くときに、トマトとしょうがを入れるのがポイント。トマトはそのまま食べると体が冷えるので、冬はスープに入れたり何かと温めて食べています。炊き上がったら寿司酢を加えてベースを作ります。

卵焼きと牛肉の甘辛煮、スプラウトを入れて巻きすで巻いたら完成。いつもお願いごとを忘れて無心で食べているので、今年は忘れず願いを込めていただきます」

4. カツの恵方巻き?「招福巻きかつ」

macaroni編集部 企画ディレクター / あちゃこ
万年ダイエット宣言をしているが、おいしいものを目の前にするとストッパーが外れてしまう根っからの食いしん坊。夫と小学4年生の息子、2匹の姉妹ねこと暮らす。心の癒しは月1回のキャンプと大関・貴景勝。

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「我が家の恵方巻きは、実家の母が作る昔ながらの巻き寿司。甘く煮た肉厚のしいたけと三つ葉がたっぷり入っているところが好きです。“写真を撮りたいから作って” と頼んだのですが、“恥ずかしいから嫌だ” と激しく拒否されました(笑)。なので、節分の日のにおすすめのおかずを紹介します。

こちらは新宿さぼてんの『招福巻きかつ』。縁起のよい3種の野菜(菜の花、にんじん、ごぼう)とチェダーチーズを豚ロース、のり、卵焼きで巻いたものです。色どりがきれいだし、なんとなく福が舞い込みそうなので購入しました。

育ち盛りの男子がいるご家庭は肉系のおかずを求められると思うのですが、恵方巻きも作ってカツも作ってとなるとなかなか大変。“そこまで手が回らない〜!”という忙しいお母さん方、おかずはラクしちゃいましょう(笑)。棒状で売られているので、カットしてもよし、そのままガブッと丸かぶりしてもよしです!」

恵方巻きで福を招きましょう

ひとことで「恵方巻き」といっても、ライフスタイルや嗜好によって結構違いがあるものですね。自分の好きな具材を巻いた手作りも、お店の豪勢な巻き寿司も、どれもおいしそうです。

恵方巻きは七福神にちなんで七つの具材を入れるのが正しいという説があるようですが、じつは厳密なルールはなさそう。デパ地下に行ったら、おかずからスイーツまでありとあらゆる恵方巻きが並んでいて、とてもおもしろかったです。むずかしいことはいわずにとりあえず恵方を向いて幸せを願って食べれば、福は来るのかもしれません。

今年の恵方は南南東!思い思いの恵方巻きで、福を招き入れましょう。

文/福田 彩 (macaroni編集部)
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