ライター : macaroni 編集部

節分とはどのような行事?

節分とは立春・立夏・立秋・立冬の前日のことで、とくに立春前日がもっとも重要視される行事。当日に豆をまくことで鬼を追い払い、邪気やけがれを次の季節へ持ち越さないための、日本古来の風習です。

一般的には、2月3日が節分の日として知られています。しかしうるう年の関係で、その年によって立春の日が変わることがあるため、2月2日や2月4日になることも。毎年、カレンダーで確認するようにしてください。

節分にはどんなものを食べる?

節分の日に食べるものといえば、いまでは恵方巻きをイメージする人が多いのではないでしょうか。じつはほかにも縁起を担ぐ、厄を落とすなどの意味合いが込められた食べ物がたくさんあるのです。

この記事では恵方巻きを含む9つの食べ物についての解説と、おすすめのレシピを紹介します。

1. 恵方巻き

恵方巻きとは、神様がいるとされる「恵方」を向いて食べると、ご利益を授かることができるという巻き寿司のことです。一本丸ごと、ひと言も話さずに食べきることが基本ルール。食べやすいようにカットしたり、途中で話したりすると、運が逃げてしまうとされています。

ボリュームがある恵方巻きでは、食べきるのがたいへんなため、食べる人に合ったちょうどよいサイズをいただきましょう。あくまで縁起・ゲン担ぎなので、丸かぶりを無理強いするのは禁物ですよ。

オーソドックスな太巻き寿司にえびをプラス。恵方巻き

Photo by macaroni

いまでは海鮮や肉入り、七福神にあやかって7種類の具材など、年々豪華になっていく恵方巻き。全国に広まりだしたころは、ごく普通の巻き寿司でした。そんな基本の巻き寿司にえびを加える、ちょっと贅沢なレシピ。お子さんやお年寄りには、のどに詰まらないよう切り分けてあげてください。

2. 大豆

節分に大豆で豆まきをする理由は、昔から穀物には鬼や邪気を追い払う力があるといわれているからです。中国では古来より、宮中行事の厄払いにあずきを使用。この風習が室町時代に日本へ伝わり、五穀豊穣を祈って大豆に変わったとされます。

豆まきをするタイミングは、鬼が出てくる時間帯である夜。必ず「鬼は外!福は内!」と、かけ声を発しながらおこなうのが基本です。追い払った鬼が戻ってこないよう、豆まきのあとはすぐにドアや窓を閉めてくださいね。

カリっとしてホクホク。チーズ風味のおつまみ揚げ大豆

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節分の福豆は炒ってあるので、残ったらそのまま食べたり、煮物に入れたりすることも。でも節分に大豆料理を作るのなら、やわらかい大豆を使ってみましょう。大豆缶を利用して作るカリカリ、ほくほく食感のおつまみ揚げレシピ。粉チーズをたっぷりまぶすため、香ばしくておいしいですよ。
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