ライター : macaroni 編集部

節分といえば「豆まき」

節分といえば2月の上旬のイベントで、「鬼は外、福は内」と言いながら豆をまき、歳の数だけ豆を食べることがよくある習わしです。イワシの頭を軒先に飾った経験がある人もいるのではないでしょうか。

どうして豆をまくのか、イワシの頭を軒先に飾るのか、不思議に思ったことはありませんか?この記事ではちょっとした節分にまつわる雑学を紹介します。

節分ってなんだろう

節分といえば2月3日のイメージがありますが、実は節分という言葉には、「季節を分ける」という意味があり、本来は「立春」「立夏」「立秋」「立冬」の前日のことを節分と呼んでいました。

ところが、立春は暦の上では1年の始まりであり、その前日は1年を締めくくる日として重要視されるようになり、現代では立春の前日のみが節分と呼ばれています。

ちなみに近年だと2021年の節分は2月2日で、37年ぶりに「2月3日ではない」節分の日でした。今年、2024年は2月3日(土)ですが、2025年は再び2月2日が節分の日となります。

豆をまく理由と意味は?

節分にする豆まきは、季節の変わり目に起きやすい災害や病気を鬼に見立てて追い払う儀式が由来です。中国から伝わったとされ、宮中でされていた「追儺(ついな)」「鬼払い」という災いを払う儀式が広まったものと言われています。

また豆を使う理由ですが、日本では豆には魔除けの呪力があると考えられていたという説や、鬼の目に「魔目(まめ)」をぶつけることで鬼を払い無病息災を願うという説もあるようです。

正しい豆まきのやり方って?

福豆を用意しよう

まく豆には「福豆」という炒った大豆を使います。一部地域によっては落花生をまくところもありますが、ほとんどの地域では大豆を使うことが一般的です。また、生の大豆は、拾い忘れた豆から目が出ると縁起が良くないとされているため使わないようにしましょう。

豆まきのルールってあるの?

鬼は夜やってくると言われているので、豆は夜にまきましょう。一般的には豆をまくのは一家の家長の役目ですが、現代ではその年の干支に生まれた「年男」「年女」がまくと縁起が良いと言われています。

窓や戸ををすべて開け放して、奥の部屋から順番に外に向けて「鬼は外」と言いながら豆をまきます。そのあとは払った鬼が戻ってこないように窓や戸を閉めてから「福は内」と部屋に豆をまいていきましょう。
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