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6. くじら
三方を海に囲まれた山口県では、節分にくじらを食べる習慣があるというから、驚きますよね。日本有数の捕鯨基地を擁する下関市をはじめ、古くからくじら漁で知られている土地柄だけに、それも不思議ではありません。
山口では節分の学校給食にくじら料理が出たり、街頭でくじら汁がふるまわれたりと、くじらがとても身近な存在です。世界最大の動物であるくじらを食べることで、「心や志を大きく」という意味合いと願いが込められています。
山口では節分の学校給食にくじら料理が出たり、街頭でくじら汁がふるまわれたりと、くじらがとても身近な存在です。世界最大の動物であるくじらを食べることで、「心や志を大きく」という意味合いと願いが込められています。
レンジでパパッと簡単調理。くじらのアヒージョでパスタ
くじらの赤身やベーコンは高価で、そもそもが入手しにくい食材です。このレシピでは「くじらのアヒージョ」という、手頃な価格の缶詰でパスタを作ります。にんにくを効かせたオリーブオイルとくじら肉を、レンジで加熱してゆでパスタと和えるだけ。くじらの旨味をしっかり堪能できます。
7. こんにゃく
四国では、節分にこんにゃくを食べる地域があります。食物繊維が豊富なこんにゃくは、たいへんカロリーが低い食品です。昔から「砂おろし」と呼ばれて、食べると身体に溜まった悪いものを、おろしてくれると信じられていました。
つまり邪気を追い払い、厄落としにも通じる、節分にうってつけの縁起のよい食べ物という解釈。価格がリーズナブルで手軽に購入できるため、節分のゲン担ぎとして、おうちで食べてみるのもいいですね。
つまり邪気を追い払い、厄落としにも通じる、節分にうってつけの縁起のよい食べ物という解釈。価格がリーズナブルで手軽に購入できるため、節分のゲン担ぎとして、おうちで食べてみるのもいいですね。
なめたけのシコシコ食感が決め手。こんにゃくのみそ田楽
こんにゃくにはいろんな料理がありますが、ビールや日本酒のお供にするならみそ田楽がおすすめ。レシピでは甘いのが特徴の田楽みそに、市販のなめたけを加えています。なめたけの原料は大半がえのきだけなので、シコシコした食感と旨味がアクセント。いつもとひと味違うおいしさです。
8. けんちん汁
関東の一部地方には、節分にけんちん汁を食べる風習があります。精進料理なので肉や魚を入れず、大根、にんじんなどの根菜で作るすまし汁です。だしもかつお節や煮干しを使わず、昆布やしいたけを使用するのが本来の作り方。
昔から節分や初午、えびす講など、さまざまな行事にけんちん汁がふるまわれてきました。それらの行事が徐々になくなっていくなかで、節分だけ残ったのがいまでも食べる理由。けんちん汁自体に縁起担ぎの意味はなく、古くからの習慣として食べられているのです。
昔から節分や初午、えびす講など、さまざまな行事にけんちん汁がふるまわれてきました。それらの行事が徐々になくなっていくなかで、節分だけ残ったのがいまでも食べる理由。けんちん汁自体に縁起担ぎの意味はなく、古くからの習慣として食べられているのです。
スタンダードな作り方と具材。根菜たっぷりのけんちん汁
大根、にんじん、ごぼうなどの根菜と、豆腐や油揚げを具材にする、スタンダードなけんちん汁の作り方です。はじめに根菜やこんにゃくを、ごま油で炒めるのが一番のポイント。だし汁作りは、だしの素を利用すれば簡単です。具だくさんなすまし汁に、野菜の旨味がギュッと詰まっています。
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