ライター : macaroni_press

新しいくじら料理との出会い!「OSAKA くじらフェス2019」

ローストホエール ©くじらにく.COM
捕鯨と鯨肉販売のプロフェッショナル企業である「共同船舶株式会社」は、一般財団法人日本鯨類研究所の協力の下、2019年11月26日(火)に大阪・梅田のヒルトン大阪において、くじら肉に対する理解促進と普及を図るイベント『OSAKA くじらフェス2019』を開催しました。 今回の『OSAKA くじらフェス2019』は、主に飲食店関係者、食材の流通関係者の方々などを対象に、くじら肉のおいしさの体験と栄養価値を理解してもらうことが目的。
くじらの体温め薬膳鍋 薬膳鯨湯
イベントでは、伝統的なくじら料理である竜田揚げやくじら汁に加え、くじらの薬膳料理やカフェ料理など全く新しいテイストのメニューも登場しました。イベントに向け、macaroniもくじら肉を使用したレシピを考案。イベントでは、ヒルトン大阪のシェフがmacaroniのレシピを調理をしてくださいました。今回、macaroni編集部もくじらフェスに招待していただき、くじら料理を試食してきました。

伝統的な料理から、この日のために開発された料理まで、豊富な料理が登場

Photo by macaroni

会場はヒルトン大阪。受付に到着すると、すでに大勢の人で賑わっていました。当日は、共同船舶株式会社 代表取締役社長の森 英司氏や社員による、くじら肉の部位や、栄養価値についてセミナーも開催されました。 2019年7月、約31年間ぶりの商業捕鯨が再開され、「くじら肉」は新たな食材として注目されています。くじら肉は牛・豚・鶏と比較して、高タンパク、低カロリーで、さらに鉄分や抗酸化物質「バレニン」を多く含んでおり、肉体・精神疲労の改善・美容への効果が期待されている食材です。

Photo by macaroni

くじらの刺身
イベントでは、ブッフェ形式で豊富なくじら料理が登場。伝統的なくじら料理の、ローストホエール、竜田揚げ、くじらの刺身(赤肉、本皮、くじらベーコン)がお目見えしていました。

Photo by macaroni

くじらの握り(本皮)

Photo by macaroni

くじらの握り(赤身)
このほかにも、くじらの握り(赤肉、本皮)、くじらのおにぎりなどさまざまな料理が並んでいました。本イベントでは、伝統的なくじら料理のほか、ジビエ料理や薬膳料理など、今までになかった新しいテイストのメニューが発表されました。今回、macaroniもカフェ風メニューを考案したのでご紹介します。

macaroni考案"カフェ風" くじら料理

macaroni考案:くじらのポキ丼
こちらは、くじらのポキ丼。くじら肉にコチュジャン入りの調味料に漬け込み、ごはんの上にのせたひと品。卵黄を絡めてごはんと一緒に食べれば絶品です。
macaroni考案:大人のくじらキーマカレー
くじら肉を刻み、ひき肉のようにして作った「大人のくじらキーマカレー」。くじらのうまみとスパイスが絶妙でクセになるひと品です。
macaroni考案:くじらのロコモコ
細かく切ったくじらに、玉ねぎ、スパイスを加えた調味料でハンバーグにしました。濃厚なソースと、とろとろな目玉焼きと合わせればカフェにもぴったりなロコモコ丼に。ふっくらジューシーなくじらハンバーグはやみつきになるおいしさです。

くじら肉や、鯨歯の工芸品の販売も

Photo by macaroni

会場ではくじら肉の販売も行われていました。同じくじらからとれた肉でも、部位によって食感・味・脂の量などさまざまな違いがあります。

Photo by macaroni

各部位によって、おすすめの調理方法も異なるのだとか。なかなか馴染みのない、くじら肉の塊に驚きの声があがっていました。

Photo by macaroni

また、会場の入り口ではネックレスやストラップ、置きものなど鯨歯の工芸品も販売されていました。天然素材で作られているので、色合いや形が同じ商品でも異なります。

Photo by macaroni

落ち着いた上品な雰囲気ですよね。使い込むほどに、色合いが変わり優雅さが増していくのだとか。
今回のイベントの目的は、「くじらって、こんな食べ方、使い方もあるんだ」という新しい発見をもたらすこと。今までにないくじら料理が提供され、くじら肉の栄養素、部位ごとの調理方法の説明がされるなど、くじら肉についてより深く学べる機会となりました。文末のリンク(くじらタウン)でも、くじらの暮らしや歴史などが解説されていますよ。

開催概要

©くじらにく.COM
イベント名:OSAKA くじらフェス2019 開催日  :2019年11月26日(火) 12:00~17:00 参加費  :無料 会場   :ヒルトン大阪
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

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