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2.材料をフードプロセッサーに入れて攪拌する
フードプロセッサー(またはミキサー)に、ちぎったはんぺん、卵、えび、調味料を入れ、なめらかになるまで攪拌する。
「えびの粒が多少残るくらいでOK。写真のようなドロッとした状態になるまで攪拌しましょう」
3.シロップを作る
小鍋にシロップの材料を合わせ、中火にかけて沸騰させ、砂糖が溶けたら火を止める。
「砂糖が溶ければOK。耐熱容器にシロップの材料を入れて、電子レンジにかけて溶かしてもいいですよ」
4.熱した卵焼き器に卵液を流し入れ、ごく弱火で焼く
卵焼き器にサラダ油(分量外)を中火で熱し、キッチンペーパーで余分なサラダ油をさっとふき取る。
熱した卵焼き器をぬらしたふきんにのせていったん冷まし、コンロに戻してごく弱火にする。
2の卵液を菜箸にとり、卵焼き器に線を引いて温度をチェックする。
「卵液を入れ、ひと呼吸して卵液がかたまるくらいが適温です。ジュッと音がしてすぐにかたまるようなら、熱すぎです。いったん火を止めるか、ぬれたふきんにのせるなどして、卵焼き器の温度を下げましょう」
卵焼き器が適温になったら、卵液の半量を一気に流し入れる。
「卵焼き器の半分の高さまで卵液を入れるくらいが、失敗なく焼ける分量です」
アルミ箔を卵焼き器よりもひと回り大きなサイズに折りたたみ、卵焼き器にかぶせてフタをし、10分ほど蒸し焼きにする。
「焼きムラができないよう、3分おきに卵焼き器の位置を変えて火の当たりを均一にします。写真のようにコンロに網をのせておくと、位置をずらしてもぐらつきません」
表面が乾いた感じになったら、指で触ってみて何もついてこないようならOK。
「家庭によってコンロの火加減が異なるので、7分くらい経ったら焼き具合をチェックするといいでしょう」
ヘラを生地の四隅に入れ、卵焼き器からはがす。次にヘラを奥から手前に差し込んで、生地を奥側に引き出し(上写真)、卵焼き器を持ち上げながらパタンと裏返す。
アルミ箔をかぶせて2~3分焼く。
竹串を刺してみて、何もついてこなければ焼き上がり。
5.生地に切れ目を入れてシロップを塗り、ラップで巻く
生地の内側になる面を上に、短辺が手前にくるようにまな板に置く。深さ2~3mmの切り目を1.5cm間隔で入れる。
「切り目を入れることで、しっかり巻くことができ、きれいに仕上がります。熱いうちに巻きたいので、ここからは素早く行いましょう」
切り目を入れた面に3のシロップをたっぷりとハケで塗る。
生地の約2倍の長さのラップを広げてのせる。
「ここでは巻きすは使いません。シロップを生地に染み込ませるためと、乾燥防止のためにラップを使って巻いていきます。ラップの手前と奥の端を少し丸めておくと、あとでラップをはがしやすいですよ」
ラップの手前の端を持って、最初のひと巻きをきつめに巻いてから、そのままラップがゆるまないように一気に巻く。ラップの左右の端は、キャンディ包みにして内側に畳む。
伊達巻きの形を作る。ラップで巻いたままの伊達巻きを、巻きすで巻いて両端を輪ゴムでとめ、そのまま冷ます(写真左)。残りの生地も同様に焼いて巻く。巻きすがなければ、竹串で代用するとよい(写真右)。ラップに竹串を並べて、ラップで巻いたままの伊達巻きを置いて巻きつけ、両端を輪ゴムでとめる。
「伊達巻きを巻いた巻きすは立てて置き、途中で上下を返すとシロップが全体になじみます。伊達巻きの形にこだわらなければ、巻きすで巻かなくてもOKです」
【アレンジ】伊達巻き 柚子風味のチーズ入りバージョン
焼きたての伊達巻きの生地をラップにのせる。スライスチーズ2枚を少しずらして全面にのせ、全面にシロップをハケで塗る。すりおろした柚子の皮適量をちらし、先ほどの伊達巻きと同様にラップで巻く。さらに巻きすできつく巻き、輪ゴムで両端を固定してそのまま冷ます。
「柚子の風味がアクセントです。焼きたての生地の熱でチーズがとけるので、必ず熱いうちに巻きましょう」
1日おくのが正解! 上品な甘さとえびの香りがたまらない
卵のうまみとえびの風味がふわっと香る、とっても上品なおいしさです。今まで食べていた市販の伊達巻きは、甘さが強く「お菓子感覚」の味でしたが、村田さんのレシピで作った伊達巻きは「料理」だと感じました!
焼いたあとにシロップを塗って仕上げるので、1日以上おいてから食べるのがおすすめです。作った当日に粗熱がとれた状態で食べてみると、少し甘さが足りない感じがします。それが作った翌日に食べてみると、シロップが全体に行きわたり絶妙な甘さに着地。食感もよりしっとりしておいしくなっています!
今まで家庭用の卵焼き器では作れないと思っていた伊達巻き。このレシピなら、本格的なプロの味が楽しめます。
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