ライター : macaroni 編集部

旬の「りんご」をもっと愉しむ

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つんとした冷たい風が吹き、本格的な冬の訪れを感じるこの頃。「りんご」のおいしい季節がやってきました。皆さんは、どのようにりんごを食べることが多いですか?そのままはもちろん、ジャムやアップルパイにしてもおいしいですよね。

とはいうものの、食べ方がマンネリ化しがちな方も多いのではないでしょうか。そこで、旬の果物を上手に愉しむ達人に、手軽に作れるのにちょっと特別感のあるりんごのレシピを教わりました。今日はいつもと違う食べ方で、旬のりんごを味わってみませんか?

料理家 中川たまさんに教わる、大人のりんごレシピ3選

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料理家 / 中川 たまさん @tamanakagawa
ケータリングユニット『にぎにぎ』を経て、2008年に独立。料理教室を主宰するほか、雑誌やイベントなどで活躍。旬の食材を活かしたレシピや、洗練されたスタイリングを書籍や雑誌などで提案している。著書『季節の果実をめぐる114の愛で方、食べ方 』(日本文芸社)では、さまざまな四季のフルーツを、より深く味わうレシピを多数紹介している。

ITEM

季節の果物をめぐる114の愛で方、食べ方

¥1,650〜

春夏秋冬の果実ごとに、生のまま料理に使うフレッシュメニューと、保存が効くストックメニュー、 ストックを使って作るアレンジメニューのほか、果実を使った季節の食卓をご紹介しています。

※2021年1月13日時点 価格は表示された日付のものであり、変更される場合があります。本商品の購入においては、Amazon.co.jpおよびrakuten.co.jpおよびshopping.yahoo.co.jpで正確かつ最新の情報をご確認ください。

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「お菓子やスイーツには、やっぱり紅玉(こうぎょく)が合いますよね」と話す中川さん。著書『季節の果実をめぐる114の愛で方、食べ方』(日本文芸社)では、りんごを始めとした、四季折々の果物を使ったレシピを紹介されており、手軽に作れるのに、誰かに自慢したくなるようなメニューばかり。今日は、そんな中川さんに旬のりんごをより愉しむための、3つのレシピを教わりました。

1. 焼きりんごのシナモンクランブルのせ

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シナモンが香るサクサクのクランブルと、甘酸っぱい紅玉の焼きりんごが、絶妙にマッチするひと品です。クランブルさえ作ってしまえば、あとはオーブンで焼き上げるだけのお手軽レシピ。お好みでバニラアイスを添えて召しあがれ。
【材料】
・りんご(紅玉)……1個
・仕上げのメイプルシロップ……少々
・ローズマリー……適量
〔A〕
・薄力粉……15g
・アーモンドパウダー……10g
・きび砂糖……15g
・シナモンパウダー……少々
・溶かしバター(有塩)……10g

【作り方】
〜クランブルを作る〜
1. ボウルに〔A〕の材料を入れざっと混ぜる
2. 溶かしバターを加えて指先でつまむようにしてそぼろ状にする

3. りんごは縦半分にして芯をくりぬき、2のクランブルをのせる
4. 200℃に温めたオーブンで、クランブルに焼き色がついてカリっとなるまで15~20分ほど焼く
5. 器に盛り、お好みでメイプルシロップを回しかけ、ローズマリーを飾る

このレシピのポイント

「クランブルを作る際は、混ぜすぎないようにするのがポイントです。ぼろぼろとした状態で仕上げてくださいね。また、りんごの種類は酸味のある “紅玉” を使うのがおすすめです。クランブルやメープルシロップの甘味とよく合います」(中川さん)

2. 豚肉のフリット りんごのメイプルビネガーソース

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スイーツのみならず、料理にも合わせやすいのがりんごの魅力。カリっと揚げる豚肉のフリットと、しゃきしゃきのりんごのソースが、驚くほどにマッチします。おもてなしにもぴったりのひと品です。
【材料】
・豚ヒレ肉……150g
・塩、こしょう……各少々
・薄力粉……1/4カップ
・冷えた炭酸水……1/4カップ(50cc)
・揚げ油……適量
・りんご……1/4個
・赤玉ねぎ……1/8個
〔A〕
・メイプルシロップ……大さじ1杯
・白ワインビネガー……大さじ1と1/2杯
・ディルのみじん切り……少々
・塩……ひとつまみ
・こしょう……少々

【作り方】
1. りんごを薄いいちょう切りにし、赤玉ねぎも薄切りにする
2. 1と〔A〕をよく混ぜ合わせておく
3. 豚肉はひとくち大にそぎ切りし、塩とこしょうをふる
4. 3に、薄力粉と炭酸水をよく混ぜた衣をつけて、中温でカリっと揚げる
5. 皿に4を盛り、2をかける

このレシピのポイント

「豚肉は揚げるので、脂身が少なくさっぱりとした “ヒレ肉” を使うのがおすすめ。フリットの衣に使う炭酸水は、よく冷えたものにしてくださいね。また、先にソースを作ってマリネしておくことで、りんごと玉ねぎがくたっとして、調味料とよく馴染みますよ」(中川さん)

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