ライター : てしがわらひろこ

編集者、ライター

編集者、ライター。岐阜県出身。2020年7月沖縄へ移住。おもしろい夫と2人家族です。これからの暮らし方や働き方、ネコのしあわせを日々考えています。

古民家カフェ「喜色」で、沖縄らしさを体感

Photo by てしがわらひろこ

沖縄北部にある、車で渡れる離島「屋我地島(やがじしま)」。サトウキビ畑が広がるこの自然豊かな島に「古民家cafe 喜色(きいろ)」はあります。

オーナーの喜納朱里(きなあかり)さんと、そのご両親の3人で営む温かい雰囲気のお店。1933年(昭和8年)築の琉球古民家を改装したカフェに、沖縄の魅力がたっぷりとつまっているのです。

Photo by てしがわらひろこ

人気メニューは「喜色御前」(1,300円 税込)。旬の島野菜をふんだんに使ったおかずが7〜8種類盛り付けられた、素朴ながらも贅沢なひと品です。

この日の内容は、さとうきびごはん・季節の天ぷらの盛り合わせ・旬の食材を生かしたちゃんぷるー(炒め物)・自家製がんもどき・豆腐の肉巻き・もずくシークワーサー和え。

お椀の中身は自家製「ゆし豆腐」のお吸い物。ゆし豆腐とは、型に入れる前のふわっとした豆腐のことです。

こちらのゆし豆腐は、お隣の離島「古宇利島(こうりじま)」で朱里さんのお父さんが汲んできた海水をにがりの代わりに使い、ていねいに手作りされています。

Photo by てしがわらひろこ

料理を担当するのは、朱里さんのお母さん。

「地元で採れる旬の食材を使ったメニューを考えています。子どもからお年寄りまで、安心して食べてもらえるよう、添加物や加工品は使わず、手作りにこだわっているんです」(お母さん)

メニューはこのほかに、天ぷら3種・ちゃんぷるー・もずくシークワーサー和えがワンプレートに盛られた「ゆし豆腐セット」(850円 税込)があります。

ゆし豆腐、さとうきびごはんは単品でもオーダー可能です。

本格スイーツとこだわりのコーヒーも

Photo by てしがわらひろこ

日替わりのスイーツは朱里さんの担当です。この日のメニューは、庭で採れたハチミツを使った「ハチミツチーズケーキ」(400円 税込)。

ハチミツは季節によって味が変わるので、ケーキの風味もほんのりと変わるのだそう。しっとり濃厚なチーズとハチミツの華やかな香りがたまらない、絶品スイーツです。

Photo by てしがわらひろこ

お店の隠れたこだわりは、ハンドドリップコーヒー。もともとコーヒーが苦手だった朱里さんが、「初めておいしいと感じた」という、那覇のコーヒー店から取り寄せた豆を使用しています。

コーヒーカップは、地元名護市の窯元「古我知焼(こがちやき)」のもの。ヤギの模様がかわいらしく、お客さんにも評判なのだそう。

親子で思い描いていた「夢」が現実に

Photo by てしがわらひろこ

「小さなころから、母と一緒に料理をしたり、お菓子を作ったりする時間を大切にしてきました。ふたりでキッチンに並びながら、『いつか一緒にお店ができたらいいね』と話していたんです。その夢がまさか実現するなんて」(朱里さん)

朱里さんもお母さんも、お店を始める前は別の仕事をしていましたが、お母さんの「自分が元気なうちに、季節のおいしいものを出すお店をやってみたい」という思いをきっかけにそれぞれ退職することに。

知人の実家だったこの建物を譲り受け、一年ほどの準備期間を経てオープンしました。

「ただいま」と言いたくなる場所に

Photo by てしがわらひろこ

お店を訪れるお客さんは、ふらりとやって来る地元のおじいから、毎年県外から訪れる観光客まで幅広く、常連の方も多いのだそう。

「独身だった方が結婚されて、数年後にはお子さんを連れて来てくれたことも。親戚のような気分で嬉しかったですね。『ただいま』と言ってもらえるような、ほっとできる場所にできたらいいなと思っています」(朱里さん)

やさしくおいしい料理に満たされてゆったりと過ごす「古民家cafe喜色」での時間。朱里さんご一家のあたたかさと、島の恵みへの感謝の思いが伝わってきます。

沖縄らしさを五感で味わえるランチ&カフェタイムを、旅行プランにぜひ取り入れてみてくださいね。
店舗情報
※新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、不要不急の外出は控えましょう。店舗によっては、休業や営業時間を変更している場合があります。
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。
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