ライター : 恩K

コピーライター

1. 絶品レモネード「ホックスタンド」

Photo by 恩K

レモネードをメインに提供する「HOK STAND(ホックスタンド)」が誕生したのは、2019年6月のこと。尾道市出身のオーナーは東京でグラフィックデザイナーとして活躍したのち帰郷。瀬戸内名産のレモンを使ったドリンクを届けたいという思いで、このカフェを開きました。

尾道随一の商店街にあるブラックを基調とした外観は一見、アパレルショップのよう。実は明治27年に建てられた商店を改装し、当時の材木を内装に用いた空間に仕上げられています。

尾道レモネード

コーヒーもありますが、看板メニューはなんといってもレモネードです。「尾道レモネード」をはじめ、「ジンジャーレモネード」「キウイレモネード」などがラインアップ。使用するレモンは、尾道の農家さんから仕入れたワックス不使用の代物。

お店オリジナルのレモネードは、炭酸水・水・お湯から割り方を選べるのも嬉しいポイント。特製シロップと調合スパイスを混ぜた、このカフェならではのレモネードを満喫してみてください。
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2. 古き良き喫茶店「バラ屋」

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新しいカフェが続々オープンしている尾道ですが、昔ながらの喫茶店も健在です。

尾道の喫茶文化を伝える「バラ屋」は、昭和の時代を知らない人にとっても懐かしさを覚える空気感に満ちています。ほの暗い照明、赤色のビロードに覆われたチェア、銅板のテ―ブル、無造作に置かれた週刊誌や新聞など。

モーニングをはじめ、スパゲッティやハンバーグなどの軽食、ホットケーキやクリームソーダなど、幅広いメニューが味わえると、地元客もたくさんいます。店主と常連さんたちが交わす会話に飛び入り参加する機会もあるかもしれません。

Bモーニングセット

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580円(税込)
モーニングセットは3種。写真の「Bモーニング」は、トースト・目玉焼き・サラダに加えて、天かすとネギが入った小さなにゅうめんがお味噌汁の代わりに付きます。モーニングににゅうめんを出すお店は、なかなかないのですよね。

厚めのトーストにバナナやマカロニサラダなど、ボリュームも過不足なく、愛を感じさせるモーニング。尾道を旅したら、ちょっと早起きして味わってみませんか。
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3. 懐かしくもアヤしさ漂う喫茶店「キツネ雨」

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店名を聞いただけで、怪しげなムードが漂う「キツネ雨」。店名は、店主夫妻がお稲荷様やキツネが好きなことから、“お天気雨”や“キツネの嫁入り”といった意味のある「キツネ雨」と名付けたそう。

尾道駅から続く商店街の隅っこにあるお店は、大正ロマンをモチーフとした、アンティークな空間。美しいステンドグラスや装飾が施された柱から、かつてあった喫茶店の名残を感じられますよ。

キツネに関する絵本やグッズなどが置かれた店内には、おひとりさま用のテーブル席もあり、気兼ねなくくつろぐことができます。

昔なつかしプリンセット

おすすめの「昔なつかしプリン」 は、たっぷりのカラメルソースが注がれ、ホイップクリームの上にはサクランボがのっています。フォトジェニックな様は「昭和の王道」といわんばかり。

プリンには広島県世羅(せら)町の「世羅卵」が使われ、キメ細かくなめらかな口当たりです。

ちなみに単品注文不可で、ドリンクとセットでは50円引きになります。「なつかしメロンクリームソーダ」や「白狐チーズケーキ」など、好奇心を誘うメニューもそろうので、独特の世界観を味わってみてください。
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