ライター : YURI

ソムリエ / チーズプロフェッショナル / Webライター

シャンパンに賞味期限はある?

アルコール飲料であるシャンパンは、基本的に賞味期限はありません。熟成シャンパンという言葉もあるように、きちんと保管・保存されているシャンパンは超高級シャンパンとして販売され、ワイン好きのなかでは憧れのものになっています。

しかし、「ただ保管していればいい」「古くなっても飲める」というわけではないため注意が必要。シャンパンは、デリケートなので “きちんと保管すること” が大切です。

もしかしたら家に眠っているシャンパンは、極上品になっているかもしれません。まずは、捨てずに開けてみましょう。

古いシャンパンを飲むときの確認ポイント

シャンパンのグレードによって、飲みごろが変わる

シャンパンは種類が豊富で、値段もグレードもさまざま。品物によって飲みごろも変わります。

未開封のシャンパンがおいしく飲める期間は「瓶詰後に貯蔵庫で熟成された期間と同じ」といわれ、一般的なシャンパン「ノン・ヴィンテージ」は、1~2年ほど、次のランク「ヴィンテージ」は、3~5年ほどが目安です。最高級の「プレステージキュヴェ」になると、おいしく飲める期間が3~10年以上になるともいわれます。

保存状態が悪いと劣化が早まる

シャンパンは保存状態が悪いとすぐ劣化してしまうことがあります。例えば、「直射日光に当たる場所での保管」「高温多湿での保管」「ほかの物のにおいがキツイ部屋での保管」など。

このような場所で保管されている古いシャンパンは、飲めなくなってしまうほどに、おいしくないものになります。

おいしさを保つシャンパンの保存方法

開封前

シャンパンを上手に保管する方法は、「直射日光」「高温多湿」「乾燥する」「温度変化が多い」場所を避けること。また「振動を与える」「近くに強い香りのするものがある」などもシャンパンにとっては、悪条件です。

そして保管する場所を見つけたら、シャンパンを必ず寝かして置きましょう。コルクにシャンパンが触れることで、コルクの乾燥を防ぎ、いい状態で熟成できます。
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