球根の有無

あさつきは球根から育てるのが一般的です。ワケギの球根と同じく、ぷっくりとした形が印象的。食用としても親しまれており、新潟県ではお蕎麦の付け合せとして出てきます。刻んだものをネギのようにめんつゆに入れるのではなく、球根部分をそのままかじって味わうんだそう。

ちなみに、万能ねぎは球根がなく、根元がまっすぐになっているのが特徴です。

あさつき、ワケギ、万能ねぎ。どれも独特の風味を持ち、薬味やトッピングとして使える香味野菜です。あさつきはそのなかでも一番辛味が強く、同時に甘味も感じられる風味の豊かさが特徴的。わけぎは香りは強いのですが、辛味はあさつきに劣ります。

万能ねぎは辛味や甘みのバランスがよく、生はもちろん煮ても焼いてもおいしく調理できるので、名前の通りの万能さが魅力です。好みやお料理に合わせて、使い分けてみましょう。

あさつきのふたつの味わい方

成長したものを味わう

葉ネギを若取りした青ネギタイプのあさつきは、小ネギと同じようにいろいろな使い方ができます。春の新芽よりも風味がやわらかく色味が濃いので、ジャンルにかかわらずお料理の彩りとして使うのが効果的。お料理のメインにするよりも、スープや卵焼きのトッピングや付け合わせにおすすめです。

春の新芽を味わう

新芽のあさつきは通常と比べて太さがあるので、トッピングにするよりもあさつきをメインにしたお料理にしてみましょう。新芽のあさつきはゆでると甘味が増すので、古くからゆでて酢味噌や辛味噌をつけてシンプルにいただくのが一般的です。

辛味が好きな人は、生のままでお味噌をつけて食べるのもおすすめ!また、主菜にしたい場合は、衣をつけて天ぷらにしたり炒め物にすると、ごはんやお酒のお供にしやすくなりますよ。

あさつきを添えて。相性を楽しむおすすめレシピ3選

1. 食感や臭み取りに「ホタテのごま油がけ」

辛味が強いあさつきは、魚介類との相性が抜群!カルパッチョや海鮮丼にトッピングしたことがある人もいるのではないでしょうか。見た目を華やかにしてくれるのはもちろん、魚介独特の臭みをやわらげる作用もあります。魚介を使ったお料理のひと工夫に、ぜひあさつきを使ってみてください♪

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