ビワ1個(35g)のカロリーと糖質量

エネルギー量(カロリー)……14kcal
糖質量……3.2g

ビワ1パック(210g)のカロリーと糖質量

エネルギー量(カロリー)……84kcal
糖質量……18.9g
※1パックあたり6個で算出

ほかの果物と比べてみると

・キウイフルーツ1個(85g)
エネルギー量(カロリー)……45kcal
糖質量……9.4g

・りんご1個(300g)
エネルギー量(カロリー)……171kcal
糖質量……42.3g

・バナナ1本(150g)
エネルギー量(カロリー)……129kcal
糖質量……32.1g

糖質量が多いバナナはビワ約10個分にもなります。こうして比較するとビワは低カロリー、低糖質の果物といえます。糖質が気になる方や食事制限中の方は、果物を食べる際にビワを選ぶといいでしょう。(※2)

ビワの葉にも栄養があるって本当?

ビワの葉にはポリフェノールのひとつであるタンニンが含まれており、咳止めや皮膚炎など生薬として民間療法に用いられています。お茶にして飲んだり、煎じた汁を皮膚炎やあせもに湿布代わりとして用いられることもあるようです。

食事中や食事直後に飲むと、ビワの葉に含まれているタンニンが鉄の吸収を妨げるので、貧血傾向の方は飲むタイミングに注意が必要です。(※10,11)

ビワの栄養は妊婦にもおすすめなの?

ビワには葉酸やマグネシウム、カルシウムなど妊娠期に必要な栄養素が含まれています。葉酸は胎児の正常な発育を助ける働きや貧血対策に役立つため、妊娠の計画がある方も意識して摂取しましょう。

マグネシウムは代謝の促進や骨の形成、神経情報の伝達に必要な栄養素です。また、妊娠中は腸管からのカルシウムの吸収率が上がり、胎児へ供給されるため、普段の食生活でカルシウムが不足しないようにしましょう。(※12,13,14)

ビワの栄養を効率的に取り入れる食べ方

ビワのβ-カロテンは脂溶性のため、油を使った調理方法や油脂を含む食材とあわせることで効率的にとることができます。オリーブオイルをかけて、塩を振って食べるとおいしいですよ。

また、粉砕することで吸収率があがるので、ポタージュ状のスープやジュースにして取り入れてみましょう。ほかにも水に溶けやすい性質のポリフェノールやミネラル、食物繊維を含むため、ゼリーやコンポートなどにして成分を閉じ込めたまま食べるのも効率よく摂取できる方法です。(※7,9,15,16)
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