ライター : 稲吉永恵

野菜ソムリエ / ローフードマイスター / オーガニックコンシェルジュ

キャベツの賞味期限ってどのくらい?

Photo by macaroni

キャベツは、高原のような涼しい地域で栽培される野菜なので、基本的に冷蔵保存が向いています。キャベツを保存する適正温度は0~5℃とされているため、野菜室よりも冷蔵室のほうがおすすめ。

賞味期限は、カットしているかどうかによっても変わります。上手に保存すればみずみずしい状態をキープできるので、ぜひ試してみてくださいね。

冷蔵キャベツの賞味期限

  1. 1玉の場合……約2週間~1ヶ月
  2. 1/2、1/4カットの場合……約1週間
  3. 千切りの場合……約2~3日

1玉の場合

保存方法によって異なるためです。買った状態で特に手を加えずに保存する場合は、2週間を目安に食べきるとよいでしょう。

1/2、1/4カットの場合

切り口が空気に触れると酸化によって変色してしまうため、丸ごとの状態よりも賞味期限が短くなります。

千切りの場合

千切りキャベツは、カットキャベツよりも空気に触れる部分が多くなるため、さらにおいしく食べられる期限が短くなります。サラダ用の袋に入った状態で売られているものも、同様です。

変色したキャベツは食べられる?

カットキャベツの切り口が茶色く変色してしまった、という経験ありませんか?一見傷んでいるように見えますが、実は「酸化」が原因で変色してしまっているだけなんです。

食べても問題はありませんが、食感が落ちてしまっていることが多いので、なるべく変色させないようにしましょう。

キャベツの変色を防ぐには

キャベツが変色する原因には、多くの野菜に含まれている「ポリフェノール」という成分が関係しています。ポリフェノールは酸化しやすい性質をもっているため、空気に触れると酵素の作用で茶色くなってしまうんです。

変色を防ぐには、できるだけキャベツの切り口を空気に触れさせないこと。おすすめは、濡らしたキッチンペーパーでぴったりと切り口を覆って冷蔵保存する方法です。ぜひ試してみてくださいね。

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