ライター : とも花

料理家 / レシピライター

パリパリ骨せんべいの作り方

Photo by とも花

調理時間 25
三枚おろしで残ったあじの中骨をおいしく活用♪ パリッ、サクッの歯触りが楽しいひと品です。スナック感覚でいただける、香ばしさも魅力。魚の旨味が引き立つよう、シンプルな塩味で仕上げています。手順は至って簡単、たった4ステップで作れますよ。ぜひチャレンジしてくださいね。

材料(2人分)

Photo by とも花

  • 小あじの中骨 5~6尾分
  • 適宜

作り方

1.中骨の水分を拭き取る

ペーパータオルで水分を拭き取られているあじの中骨

Photo by とも花

中骨は軽く水洗いをしたら水気を切り、ペーパータオルで挟むようにして水分をよく拭き取ってください。

2.軽く塩をふり、しばらくおく

あじの中骨に塩がふりかけられている様子

Photo by とも花

水気を取ったあじの中骨をバットに並べ、軽く塩をふります。裏表まんべんなく、薄くふりかけてください。10分程度、そのままおいておきましょう。

3.出てきた水分を拭き取る

水分を拭き取られているあじの中骨

Photo by とも花

しばらくおいておくと水分が出てくるので、ペーパータオルで再度水気を拭き取ってください。こうすることで中骨にほどよい塩味が付き、油がはねるのを防げます。

4.油で揚げる

揚げ油で揚げられているあじの中骨

Photo by とも花

フライパンに底から2cmほどの揚げ油を入れ、150~160℃の低温(油に菜箸の先をつけると細かな泡が出てくるのが目安)でじっくり揚げていきます。揚げはじめは大きめの泡が静かに出てきますが、水分が少なくなってくると泡はだんだん小さくなっていきます。 この温度を保ち(弱めの中火で)、ときどき返しながら7~8分ほど揚げましょう。
揚げ油の中できつね色に揚がったあじの中骨

Photo by とも花

泡が小さくなってきたら火力を上げ、油の温度が高くなるようにしてください。約180℃で1分ほど加熱することでカラリと揚がり、香ばしさもUPします。きれいなきつね色になったら、油から引きあげてください。
油切り網の上に立てかけられている骨せんべい

Photo by とも花

揚げ物用バットに置くときには、立てかけるようにしましょう。油切れがよくなり、パリパリした食感が保てますよ。

5.できあがり

天ぷら敷紙の上に盛りつけられた骨せんべい

Photo by とも花

お好みで柑橘類や山椒塩などを添えてどうぞ♪

オーブンで作る方法も

オーブンで作る「焼き骨せんべい」もあります。揚げ油を用意、処理する必要がないので、手軽に作れることが魅力です。

先ほどご紹介した手順の1~3はそのままで、以下の要領で作れます。

・オーブンを170℃で予熱
・天板にオーブン用シートを敷き、重ならないように中骨を並べる
・予熱完了後、中骨を並べた天板を庫内にセットしたら160℃に下げ、25~30分焼く(温度・加熱時間はお使いのオーブンに合わせて調整してください)

さっぱりしたものがお好きな方には、こちらの方法がおすすめですよ。

こんな魚でもOK!骨せんべいのアレンジ3選

1. 手に入ったらぜひ♪ うなぎの骨せんべい

うなぎの骨をスナック感覚でいただけるレシピです。だし醤油がうなぎの旨味を引き立てています。小麦粉と片栗粉をまぶしているので、ボリュームもUP。育ち盛りのお子さんのおやつにもおすすめです。

2. 京の雅。鱧(はも)の骨せんべい

京料理で有名な高級魚、鱧(はも)の骨で作った骨せんべい。オーブンでじっくり焼き、油で揚げて仕上げられています。白身の魚でありながら、濃い旨味が特徴の鱧。骨までおいしくいただけることを、実感できるひと品ですよ。

編集部のおすすめ