柑橘フルーツ:オレンジの種類と特徴
さわやかな香りと甘さが特徴のオレンジ類には、バレンシアオレンジ、ネーブルオレンジなどが属しています。ジュースの材料としても知られていますが、オレンジじたいは国内での生産量は少なめ。多くはアメリカから輸入されています。
バレンシアオレンジ
スペインの都市バレンシアの名がついていますが、アメリカ・カルフォルニアで誕生しました。甘味と酸味のバランスがよく、皮は厚め。豊かな香りを持っています。そのまま食べるほか、ジュースの材料として用いられることも多く、オレンジピールやマーマレードにしてもおいしくいただけます。
ネーブルオレンジ
「ネーブル」は英語で “へそ” という意味で、名前の通り、外見の特徴は果頂部のへそ。濃厚な甘味と酸味のバランスがよくジューシー、香りも豊かです。多くは輸入されていますが、広島県や和歌山県、静岡県など、国内でも栽培が盛ん。国内産のネーブルオレンジは、2~3月に旬を迎えます。
ブラッドオレンジ
見た目はふつうのオレンジですが、切るとびっくり!真っ赤な果肉が印象的な品種です。甘味と酸味が強く、さわやかな味わい。果汁たっぷりでとろとろの食感を楽しめます。サングイネッロ種、タロッコ種、モロ種などがあり、ほとんどが輸入ものですが、国内ではタロッコ種とモロ種が作られています。
柑橘フルーツ:タンゴールの種類と特徴
タンゴール類は、オレンジの香りと甘味が特徴。みかんとオレンジを交配させた種類です。国内で栽培されているものが多く、清見(きよみ)やせとか、はるみ、タンカンもその仲間。果梗部がぽこんとでっぱっているデコポンもタンゴールです。
清見
清見は、アメリカ産オレンジと温州みかんを親に持つ、初の日本産タンゴール種です。香りはオレンジなのに味は温州みかん!皮は厚めなので、ナイフでカットしていただきましょう。旬は2月から4月いっぱいですが、もっともおいしい時期は3月。愛媛や和歌山のほか、佐賀や広島でも栽培されています。
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