ライター : muccinpurin

製菓衛生師 / 料理家

「わさび園かどや」のわさび丼を完全再現!(調理時間:10分)

Photo by muccinpurin

“簡単でおいしい料理” は数あれど、もしかしたらこれに勝るものはないかもしれません。それが、ごはんにかつお節とわさびをのせただけの「わさび丼」です。 静岡県賀茂郡河津町にあるわさび園かどやの人気メニューで、ドラマ「孤独のグルメ」で主人公のゴローさんが食べたことで一躍有名になりました。あまりのおいしさにかきこみながら完食し、二杯目をおかわり。食通のゴローさんをもうならせた伝説のメニューです。 どこの家庭にもある材料で手軽にできるわさび丼は、放送直後からマネする人が続出しました。

材料(1人分)

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・本わさび……1本
・ごはん……1膳分
・かつお節……適量
・しょうゆ(またはだし醤油)……適量

※ごはんはやや硬めに炊く

わさびの準備

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わさびはたわしでしっかりと洗い、表面についた泥を落とします。

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わさびの葉を手でつまみ、きれいに取り除きます。 葉が付いていた部分は泥やぬめりが残っていることがあるので、しっかりと洗い流してください。 ※茎から上を包丁でカットしてもかまいません。

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わさび表面のぼこぼことした部分を包丁で切り落とし、包丁の背でわさびの皮を削り取ります。(新鮮なわさびなら、たわしでこする程度で皮がむけます) おろしやすいように手で持つ部分の皮は残しておくとよいでしょう。

わさびのおろし方

チューブわさびで手軽にできますが、せっかくなら本場にならって本わさびで再現してみましょう!

わさび丼の最大のポイントは、わさびのおろし方にあります。孤独のグルメでも、料理が届くのを待つ間、客人たちが一心不乱にわさびをおろす様子が映し出されていました。本来であれば鮫皮おろしを使うのが理想ですが、なければ目の細かい薬味おろしで代用できます。

いずれの場合も、同一方向にゆっくりと円を描くようにすりおろすことは変わりません。力をかけず、やさしくおろすのがポイントですよ。

わさびは部分によって香り・辛さが変わる

わさびは、先端側と茎側で辛みや風味が違います。先端側は色が白っぽく香りがマイルド。ねっとりとした濃さがあり、辛みが強く感じられます。

一方で茎側のわさびは、わさびらしい鮮やかな緑色で、香りが強くみずみずしいとされています。辛さよりも香りを重視したいときは、茎側からおろすといいでしょう。

辛さ、香りなど好みで使い分けてみてくださいね。

作り方

1. わさびをおろす

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おろし金の上を一方向に円を描くようにくるくるくる……となでるようにおろしていきます。本わさびの風味を引き出すために、ゆっくりとゆっくりとおろしましょう。あまり力をかけず、あくまでおろし金を撫でるようにやさしくおろしてくださいね。

おろしたわさびは小さな容器に入れ、ふたをして5分ほど置くと辛みと風味が一層増します。逆におろしてから時間が経ちすぎると、わさびの魅力でもある辛みと香りが逃げてしまうので注意。

わさびをおろし、辛みが増すのを待っているあいだにごはんをよそって準備するのが理想ですね。

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