Name: 【管理栄養士執筆】バナナの糖質量は？太る太らないの真偽も解説
Cuisine: 日本

バナナにはアミラーゼという消化酵素が含まれています。アミラーゼは炭水化物の消化に必要な酵素です。消化器官での吸収をサポートするはたらきがありますよ。

消化機能は加齢とともに低下してしまいますが、アミラーゼを含む食品は、胃腸に負担をかけずに消化吸収することができます。（※6）

免疫力アップ

成熟したバナナに、免疫力を高める作用が期待されていることをご存知ですか？

マウスを使った実験で、バナナは、血液中の免疫細胞とよばれる「白血球」を活性化させる力が強いという研究結果が報告されています。特に、シュガースポットという茶色い斑点があらわれてきたころのバナナで、このはたらきが高まるといわれていますよ。（※3,6）

食べたものを効率よくエネルギーに

バナナに豊富なビタミンB群は、糖質や脂質からエネルギーを生み出す際に重要となる栄養素です。ビタミンB群が不足すると、摂取した栄養素が十分に消費できなくなり、体脂肪が蓄積されやすくなるおそれが。

ダイエット中の方にとっては糖質やカロリーが気になるバナナですが、上手に摂り入れればエネルギー代謝をサポートしてくれますよ。（※6）

腸内環境を整える

バナナは便秘対策に役立つ食物繊維のほか、フラクトオリゴ糖を含んでいます。

フラクトオリゴ糖は、ほかの糖質と比べて消化されにくい性質があります。そのため大腸で善玉菌のエサとなり、腸内環境を整えるはたらきがありますよ。バナナには、腸の健康を保つ栄養素が豊富に含まれています。（※6）

肌の健康をサポート

バナナには、皮膚の新陳代謝にかかわるビタミンB2やビタミンB6、皮膚の機能を維持するビタミンAが豊富に含まれています。また、抗酸化作用のあるポリフェノールが含まれているため、シミやシワの原因となる過剰な活性酸素のはたらきを抑えてくれます。

バナナは皮をむいてそのまま食べられるので、栄養を逃すことなく摂取できるのもメリットです。（※6,7,8）

むくみ対策

バナナには、むくみ対策に役立つ「カリウム」が豊富。100gあたり360mg含まれています。

むくみの原因のひとつに挙げられるのが、塩分の多い食事です。塩分をたくさん摂ると、脳が身体の塩分濃度を下げるために水分を摂り込むようはたらき、むくみにつながります。カリウムは、塩分を排出するはたらきがあるため、むくみが気になる方は意識して摂ることをおすすめします。（※1,9）