ライター : 相羽 舞

管理栄養士

離乳食を始めるタイミング

首がすわり、支えるとおすわりができる

離乳食をはじめる発達の目安として、首のすわりがしっかりして、支えてあげると5秒以上おすわりの姿勢ができることがあげられます。だいたい生後5~6ヶ月頃にみられるようになってきます。 しかし赤ちゃんの発育、発達には個人差がありますので、月齢は目安として、その子の様子を見ながら進めていきましょう。(※1)

人が食べているものを見て欲しがる

お父さん、お母さんや兄弟などが食事している場面をじーっと見つめたり、食べ物に手を伸ばしたりしはじめることも離乳食スタートにむけてのサインです。 食べ物に興味を持ち、赤ちゃんが自分も食べたいと思うような環境づくりも大切です。家族が食事するときには一緒に座らせて、食卓を囲んで楽しさを伝えましょう。(※1)

口を指で刺激しても押し出さない

赤ちゃんは哺乳反射といって、生まれたときから備えもった乳首を取り込むための反射的な口の運動があります。 脳の発達とともに減っていき、口に指やスプーンなどを入れても舌で押し出すことが少なくなってくると、母乳やミルク以外のものを取り込む準備ができてきた目安になります。スプーンを嫌がらないか、試してみるのも良いですね。(※1)

食べさせる時間帯

離乳食をあげる時間帯は、午前中1回から、なるべく毎日決まった時間にしましょう。また初めての食品を与えるときは、平日、かかりつけの病院があいている日に試していきます。これは万が一離乳食を食べて体調に異変があった場合、すぐに受診できるからです。はじめの頃は特に、赤ちゃんの体調と機嫌が良い時にしましょう。 あげるタイミングは、おなかがすいてくる頃を狙って、次の授乳の前になるように準備をします。もし授乳のリズムがあまりついていなければ、離乳食の時間を決めて、遊びで気をそらして前の授乳とすこし間があくようにできると、食事につながりやすくなるかもしれません。(※2)

離乳食の進め方

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