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いったい何者?“クリームソーダ職人”にインタビュー!
日々クリームソーダを作り、探求し続ける人がいます。
Twitterのフォロワーは7万人に達し、今年の夏(2019年8月)にはレシピ本『空色のクリームソーダ Recipe』を出版したtsunekawaさん。彼が作るクリームソーダは”大人のクリームソーダ”とも呼ばれ、SNSに画像が投稿されるたび、「宝石みたい」「いつまでも眺めていたい」と多くのコメントが寄せられています。
服飾デザイナーとしての顔を持ち、自身のファッションブランドも運営しているtsunekawaさん。そんな彼がどうしてクリームソーダを作り続けているのでしょう。“クリームソーダ職人”として活動する彼に、クリームソーダの魅力、寒い季節に飲むべきおすすめレシピを訊きました。
クリームソーダのグラスには思い出が詰まってる
子どもの頃、昔ながらのクリームソーダがやたらとおいしそうに見えた覚えはありませんか?tsunekawaさんがクリームソーダに惹かれるようになったのも、そんな子どもの頃だったと言います。
「おじいちゃんとおばあちゃんがよく喫茶店へ連れて行ってくれたんです。思えば、クリームソーダを好きになったのはあの頃だった気がします」
とはいえ、クリームソーダを自作するようになったのはそれからずいぶん経ってから。
「はじめてクリームソーダを自作したのは約2年前。友人と一緒に青いクリームソーダを作ったんですけど、それがあまりにもきれいで……」
以来クリームソーダ作りにハマり、“職人”となったtsunekawaさん。彼の青いクリームソーダは「空色のクリームソーダ」と名付けられ、はじめてのレシピ本の表題作にもなりました。どこか懐しく、眺めていると胸の奥が温かくなるtsunekawaさんのクリームソーダ 。それを作ることにはどんな魅力があるのでしょう。
「自分が見た景色、感じたことをグラスに表現できる。これがクリームソーダ作りの面白さです。クリームソーダには作った人の大切な思い出が詰まっているんですよ」
クリームソーダの楽しみ方を発信
tsunekawaさんの“職人”としての活動には、クリームソーダ作りだけでなく、SNSやレシピ本、クリームソーダ会などを通じてクリームソーダの楽しみ方を提案することも含まれます。中でも注目を集めているのが、今年からはじめたという「旅する喫茶」。最近では予約も困難になっています。
「文字どおり、全国各地へ行って期間限定で開店する喫茶店です。訪れた先のご当地食材などを使ったレシピを開発し、その土地だけのメニューとして提供しています。
僕らが旅をして各地へ向かうわけですが、来てくださる方にも旅の楽しさを感じてほしいし、思い出をたくさん作ってほしい。ゆくゆくは47都道府県、日本を飛び越えてさまざまな国で開店する予定です」
活動の一環として、tsunekawaさんが日々取り組んでいるレシピ作り。良いアイデアを思いつくのはたとえばどんなときなのか。
「季節を感じたり、空を見上げたりしたときが多いです。きれいな空を見て、写真を撮ることがあるでしょう?それと同じように、素敵な出来事を忘れないようクリームソーダを作るんです。完成したソーダを撮ってSNSへ投稿するのも、理由は同じです」
クリームソーダで季節を味わう
クリームソーダというと暑い季節の飲み物というイメージが強いですが、「寒い季節も飲んでいますし、作っています」とtsunekawaさん。著書『空色のクリームソーダ Recipe』の後半には、秋冬向けのレシピも複数掲載されていました。寒い季節におすすめのクリームソーダがあるならぜひ知りたい!
「いちじくを使ったクリームソーダがいいですよ。見た目も鮮やかな「色づく紅葉のクリームソーダ」、「雪の日のクリームソーダ」もおすすめです」
その美しいビジュアルから、見た目についての話題ばかりが先行しがちなtsunekawaさんのクリームソーダ。当然味にもこだわっているはずですが、おいしく仕上げるコツはあるのでしょうか。
「基本のレシピを覚えたら、自分好みに仕上がるよう考えて、味見をしながら作ること。 誰かのために作るなら、その人を喜ばせたいと思いながら作業すれば、きっとおいしくなるはずですよ」
季節感でおもてなし。クリームソーダ2レシピ
tsunekawaさんがすすめてくれたクリームソーダのうち、色づく「紅葉のクリームソーダ」「雪の日のクリームソーダ」のレシピを教えてもらいました。2つのドリンクで、大切な人に色づく季節を深く感じてもらいましょう。
色づく紅葉のクリームソーダ
ビビッドなグラデーションが美しい紅葉カラーのクリームソーダ。色づく景色を眺めながらのリラックスタイムにぴったりな1杯です。
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