おいしさ・スピード重視なら煮出し

昆布を水で戻し、その戻し水と一緒に加熱する方法です。30分~1時間ほど昆布を水で戻してから使いますが、水出しよりも時間がかかりません。昆布を加熱することで、強い風味と濃厚な旨味が抽出。昆布は沸騰直前に取り出すと、えぐみのない味わいに仕上がります。みそ汁や濃い味の料理に向いていますよ。

【水出しの場合】昆布だしの取り方

Photo by koku_koku

保存期間:冷蔵1〜2日(できるだけはやく使い切る)

水の中に入れて冷蔵庫で寝かせるだけなので手軽で簡単な方法です。冷蔵庫の脇ポケットに収納できるサイズを作っておけば、いつでも使えてとても便利ですよ。昆布から出るだしのエキスにぜひご注目ください。

材料

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  • 日高昆布 20g
  • 1L

水出しのポイント

  1. 水出しする場合はお好みの分量が入るポットがあると便利です。少量のお吸い物や味噌汁、炒め煮などを作る場合に便利です。手早く使えるだけではなく、冷蔵庫の保存にも場所をとりません。

作り方

1.昆布は小さくカットする

ざるにのったカットした昆布

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昆布は使いやすい大きさにカットしておきましょう。ボウルなどを使う場合は、そのまま水につけてしまっても大丈夫ですよ。

2.水を注いで3時間からひと晩つける

漬けて3時間ほどたった、保存瓶入りのだし

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水を入れて3時間ほど寝かせた状態です。昆布のだしがはっきり出て色が変わっていることがわかります。このままひと晩(8〜10時間)ほど寝かせると深みのあるだしができあがりますよ。

入れっぱなしはNG

  1. 昆布を水に入れっぱなしにすると、だしが濁ってきたり特有の昆布臭さや雑味が出たりします。
  2. ひと晩(8〜10時間)以上、つけておかないようにしましょう。
  3. 取り出した昆布は水気を拭き取り、佃煮やふりかけなどに活用すれば、おいしく食べられます。

【煮出しの場合】昆布だしの取り方

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保存期間:冷蔵2日(できるだけはやく使い切る)

水出しの一方、お湯で煮出すのも短時間で仕上がって、お急ぎの方にGOOD!離乳食などに使う方は冷凍保存もできますよ。目に見えてわかる、日高昆布のだしの濃さを、ぜひご堪能くださいね。

材料

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煮出しのポイント

  1. 鍋に火を入れて昆布をグツグツ煮ると、えぐみや強い香りが出てせっかくのおいしいだしの味が落ちてしまいます。火は極力弱めに、急激に熱を加えすぎないようにしましょう。

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