ライター : riku_mama

この記事でわかること

  1. 炊飯器の保温温度は約60℃~約74℃に設定されており、ほとんどの炊飯器が「高め温度」や「低め温度」など2つの温度のどちらかを選べる仕様になっている。
  2. 各メーカーの炊飯器の保温温度は、象印で高め約73℃、低め約60℃、タイガーは家庭用72℃、業務用73℃に設定されている。パナソニックは高機能なものだと60℃から76℃まで選択でき、三菱は約72~74℃と約60℃の2種類から選べる。シャープは保温温度の設定を変更できず、67℃~73℃の範囲で一定。
  3. 保温温度が設定されている理由は、雑菌の繁殖を抑えるためと、メイラード反応によるごはんの黄ばみを防ぐため。
  4. メーカーが推奨するごはんの保温期間は24時間から30時間程度で、3時間を過ぎると劣化が始まる。
  5. ごはんは3℃前後が傷みやすいので冷蔵庫での保存は避け、粗熱を取って冷凍庫で保存するのがおすすめ。

メーカー別炊飯器の保温温度

象印

象印の炊飯器は「高めの温度」と「低めの温度」の保温設定があり、用途によって選ぶことができます。 高めの温度は約73℃に設定されていて、熱々のごはんが食べたい方はこちらに設定するといいでしょう。また、低めの温度は約60℃ですが、24時間を経過したら自動的に高めの温度に変更されます。

タイガー

タイガーの炊飯器は家庭用は72℃、業務用は73℃に設定されています。それぞれ温度設定の変更はできませんが「保温あり」「保温なし」を選ぶことが可能です。 「保温なし」に設定していても、ごはんの温度が70℃に下がるまでは「つゆとり加熱」を自動的に行ってくれます。

パナソニック

パナソニックの炊飯器は「通常保温」が60℃に設定されています。また「高め保温」に設定すると、72℃に変更することができるのです。SR-KA051のような高機能な炊飯器の場合は、60℃、62℃、72℃、74℃、76℃の中から設定温度を選択することもできます。 お米は長時間保温すると、乾燥してパサついてしまいます。そこで最新の炊飯器は、6時間後と12時間後にスチームが投入される機能もついているのです。

三菱

現在販売されている三菱の炊飯器は「一定保温」と「たべごろ保温」の2種類の保温温度が選べるものが多くあります。 「一定保温」とは約72~74℃に設定され、「たべごろ保温」とは約60℃に設定されているようです。「たべごろ保温」は12時間経過すると、自動的に保温温度の高い一定保温に切り替わります。

シャープ

シャープの炊飯器は現在、保温温度の設定を変更したりできるものは販売されていません。どの機種も保温温度は67℃~73℃(70℃±3℃)と一定のようです。
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