ライター : shucyan

フードアナリスト / 江戸ソバリエ / ソルトマイスター

「日本ワインを愛する会」会員。フードライターとして新聞・雑誌・ムック本などの紙媒体を始め、これまで複数のグルメサイト、SNSで執筆・情報提供を行い、日本テレビ「ZIP」、テレビ朝…もっとみる

レモン果汁の種類

ストレートタイプ

レモン果汁は大きく分けて絞ったままのストレートと、輸送コストを低減するために水分を飛ばして濃縮し、その後に水分を補充した濃縮還元タイプがあります。味わいを重視するなら加工度が少ないストレートがおすすめですが、お値段はやや高い商品が多いようです。 味わいは品種や産地によって異なり、スペインやフロリダなど温暖な地域のレモンは糖度が高くなるので、酸味が抑えられてマイルドになる傾向があります。国産のレモン果汁もありますが、比較的酸がしっかりとしているので、焼き魚にかけるなどのお料理向きです。

濃縮還元タイプ

輸送コストをカットするために水分を飛ばして濃縮してから水分を補給して還元したタイプです。濃縮過程で加熱する製法が多いので風味が衰えやすく、香料などを加えている製品が多いようです。メリットとしてはお値段が低めなので、たくさんお使いになる方にはおすすめです。
例えばサワーなどのドリンクに使う場合は、比較的お使いになる量も多めで毎日のようにお使いになる場合は、お値段が安めで糖度が高い濃縮還元タイプのレモン果汁が適しています。

産地の違い

シチリア産

地中海に浮かぶイタリアのシチリア島は、レモンの名産地として世界的に有名です。栽培されているのは、果汁が豊富で酸味がマイルドな「フェンミネッロ・コムーネ」という品種です。イタリアは有機栽培に力を入れており、有機農産品の輸出が量がヨーロッパでトップです。 また、イタリアではレモンを原料とするリモンチェッロ(Limoncello)と呼ばれるレモンを原料とするリキュールが有名で、現在では世界的に知られるイタリアの名産品のひとつとなり、日本にも輸入されています。

ムルシア産

スペイン最大のレモン産地が南部のムルシア地方です。年間の総生産量は50万トンにも及び、スペイン産レモンの50%以上がムルシア地方で生産されています。 ヨーロッパでも南に位置するスペインは温暖な気候で、生育のよいレモンは味わいが深く、糖度が高いのでまろやかな風味が特徴です。
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