食べ過ぎない

ポップコーンは不溶性食物繊維が多く、ダイエットに向いていると思われがちですが、実は糖質量が高く、太りやすい要素もあります。ポップコーン1食分(30g)の糖質量はおおよそ15g。半分が糖質ということは忘れないでくださいね。

また、ポップコーンだけを食べていればやせるわけではないので、毎日の食事は規則正しく、主食、主菜、副菜、汁物のバランスを意識しましょう。(※7,10)

腹痛を起こす場合がある

ポップコーンに含まれる不溶性食物繊維が、腹痛を起こす原因になる場合があります。

不溶性食物繊維は、腸のぜん動運動を促し便通を促進する作用が期待できますが、摂り過ぎると便が増え過ぎて詰まるおそれが。かえって便秘を引き起こしたり、お腹が張ったりする症状を感じる場合があります。ポップコーンはついついながら食べをしてしまいがちなので、食べ過ぎに注意しましょう。(※1,10,11)

塩分の摂り過ぎに注意

ポップコーンは作る工程で油と塩をたくさん使うことが多いです。塩分を摂り過ぎると、むくみや口の渇きの原因になります。成人の塩分摂取目標量は男性で7.5g未満、女性で6.5g未満です。塩分量が多くなり過ぎないように気をつけましょう。(※12)

管理栄養士が答える!ポップコーンダイエットについてのQ&A

Q. ベストな食べるタイミングは?

A:食事の置き換えではなく、間食として取り入れることをおすすめします。食べるタイミングは、午後3時頃がおすすめ。体内にある脂肪の蓄積にかかわるたんぱく質が少ない時間帯が、午後3時頃になるためです。

また、市販のポップコーンは塩分を多く含んでいる場合があるので、食べ過ぎるとむくみの原因になるため注意しましょう。(※12,13)

Q. 一日にどれくらい食べてよい?

A:間食として取り入れる場合は、100~200kcalを目安にしましょう。4粒(約1g)ほどで5kcalなので、80粒程度(約20g)で100kcalくらいになります。つい食べ進んでしまう人は、先に食べる分だけを計量して取り分けましょう。

また、味付けや製造方法によってもカロリーに差がでるので、食べる商品の栄養成分表示をしっかり確認しましょう。(※10,14,15)

Q. ポップコーンのカロリーや糖質は低い?

重量カロリー糖質量
ポップコーン1袋/50g236kcal25.2g
板チョコレート1枚/50g276kcal26.0g
ポテトチップス1袋/60g325kcal30.3g
(※10,16,17,18)
ポップコーン1袋(50g)のカロリーは236kcal、糖質量は25.2gです。板チョコレート1枚(50g)と、ポテトチップス1袋(60g)とで比較すると、ポップコーンはもっともカロリー・糖質量ともに低いことがわかります。

容量の少ない小さめの袋でも売られているので、袋を開けたら全部食べてしまう……というい人は、小さい袋を選ぶのもひとつの手です。
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