ライター : Mari

オリーブオイルソムリエ / 北海道フードマイスター

基本のおでんレシピ

Photo by mari.everydayolive

濃いめの一番だしで作る基本のおでん。今回は、定番の素材と一番手間に感じがちな牛すじをあえて入れていますが、牛すじの代わりに鶏肉を入れてもおいしく仕上がります。

味が染み込むほどおいしさ増し増しのおでんは、たっぷり作って翌日にもおすすめです。ぜひ、作ってみてくださいね。

材料(4〜8人分)

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作るときのコツ

  1. 牛すじ肉の下準備は、前日に済ませておくとスムーズです。
  2. 残っただし汁は、炊き込みご飯にも使用できます。
  3. 練り物や材料の分量によって、多少、塩味が変わりますがそれも味わいのうちと思います。
  4. じゃがいもやたこ・ウインナーなど、お好みの具材で作ってみてください

下準備

1.牛すじを下ゆでして串に刺す

基本のおでん牛すじの下処理手順

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鍋に牛すじと浸る程度の水を入れ強火にかけます。沸騰しあくが出たら火からおろし、水を変えて長ネギ・生姜の皮を入れて中火にかけ1時間煮ます。途中、あくが出てきたら、丁寧に取り除くことでくさみなく仕上がります。 小さめのひと口大に切り竹串に刺します。このレシピではスープは使用しないので、残ったスープは冷凍保存しておくとほかの料理に使用できます。

2.大根を下ゆでして火を通す

基本のおでんの大根の切り方

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大根は、4cm厚さの輪切りにして、厚めに皮をむき面取りをし、片面の中央に十字に切り込みを入れます。こうする事で中まで味が染み込みやすく煮崩れを防ぎます。
鍋の中にたっぷりの米のとぎ汁と大根

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分量外の米のとぎ汁に大根を入れ中火で煮ていきます。沸騰したら大根が踊る程度の火加減に落として竹串がスッと刺さるまで煮て火を止め、水を注いでゆでこぼします。とぎ汁がない場合は、米大さじ1杯を入れて煮ます。

3.こんにゃくを下ゆでして臭みを取り、好みの形に切る

基本のおでん・こんにゃくの下準備1

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こんにゃくは、分量外の砂糖で揉み滑りを洗い流して白滝・水と合わせて鍋に入れ沸騰後3分煮てザルにあげます。8mm〜1cm厚さに切り中央に切り込みを入れて間を通して飾りこんにゃくを作ります。砂糖をもみこむことでくさみが抜け旨味がましますよ。
基本のおでん・こんにゃくの下準備2

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三角に仕上げるときには、両面に切り込みを入れてから好みの大きさに切り分けることで、味が染み込みやすくなります。

4.練り物に湯通しをする

基本のおでん・練り物を湯通しする

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揚げてある練り物は、熱湯に1分ほどくぐらせてザルにあげ、油抜きをします。(今回は、ごぼう天・厚揚げ2種・五目がんもを使用しています。)

5.だしを取る

基本のおでん・だしの取り方

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鍋に2Lの水と昆布を入れ弱めの中火にかけ、鍋肌にふつふつと泡がたつ程度(85〜90 度)になったら火を止め、かつお節を入れて3分おきます。 かつお節がしっかりと沈んだら、ザルにキッチンペーパーなどを敷いて濾します。残っただしガラは、刻んでぽん酢に浸けてご飯のお供におすすめです。濾した時点で、だし汁が1,500ccほどになります。

作り方

1.だしに調味料を足して鍋に入れ、味の染みにくいものから入れて沸騰しないように注意して1時間煮る

基本のおでん・鍋に入った大根と牛すじ・こんにゃく

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調味料とだし汁を合わせてから、鍋に適量入れます。初めに調味料を合わせておく事で、使用する鍋に合わせて注ぎ入れることができます。 だしの風味を活かすためにも牛すじ・大根・こんにゃくを入れて沸騰しない温度で1時間、味を染み込ませていきます。(今回は、だし汁と調味料を合わせた状態で、1,200cc使用しています。)

2.練り物を入れ15分煮て3時間以上置いて味を含ませる

基本のおでん・鍋に入ったすべての材料

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練り物を入れて15〜20分煮て、最後にはんぺんを入れて火を止め蓋をして3時間以上味を含ませてできあがりです。

おでんの人気アレンジ5選

1. ちょこっと手抜き♪おいしい関西風おでん

お酒のお供的な気分や急に冷え込んだときにもおすすめの、気負わずに作れる関西風おでんです。うどんスープと昆布茶で作ることで、できあがりまで50分。手軽なのに、だしの旨味の濃さが身体に染み渡りそうなひと品です♪

2. 酒粕と白だしでラクうま!美人おでん

白だしベースのつゆで作るおでんは、酒粕入りで身体の芯から温まりますよ。大根の下ごしらえはレンジまかせにすることでできあがりまで30分!おでんが恋しくなったら、忙しい日にも煮物感覚で作れる手軽さはうれしいですね。

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