3. プリン液を流してオーブンで蒸し焼きにします

Photo by muccinpurin

プリンカップに均等に5等分して流し入れ、ひとつずつアルミ箔で表面を覆います。表面に泡が浮いてしまったら、キッチンペーパーで吸って取り除いてください。 深めのバットにプリンカップを並べ、お湯を注ぎます。熱湯ではなく、50度くらいが理想なので、材料の計量とともに準備しておくとちょうどいい温度になると思います。

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170度に予熱したオーブンを160度に下げ、中段で30~40分蒸し焼きにします。 ※湯煎型のサイズの関係で4個だけ並べています。

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プリンの中心までしっかりと固まっていることを確認し、オーブンから出します。カップごと揺らして中心がまだやわらかければ、焼き時間を延長してください。 焼きあがったらそのまま冷まします。熱が取れたら冷蔵庫でしっかりと冷やして完成です。

型から外す方法

ふちをぐるりと一周指で押さえて隙間を作り、プリンカップの底を30秒ほどお湯につけてカラメルを溶かします。 プリンカップを傾けてみて、カラメルソースが染み出てくれば型からきれいに外れたサイン。お皿をかぶせて一気に裏返してみてください。 カップの底に残ったカラメルは、再びお湯につければ溶けます。お皿に流せば、喫茶店のようなたっぷりのカラメルソースが楽しめますよ。

たっぷりのクリームとさくらんぼで仕上げ♪

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型から外したプリンは、揺らぐことない固さで凛々しいお姿。このままずっと見ていたい美しさですね……。

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トップにたっぷりのクリームをのせ、真っ赤なさくらんぼで仕上げました。 濃い目に焦がしたカラメルのほろ苦さと卵の香りが、ひと口ごとに懐かしさを感じさせてくれます。

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スプーンを入れてみると、しっかりと固まっているのがわかりますね。固め好きにはたまらない眺めです。

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カラメルの焦がし加減やプリン液の砂糖の量を変えれば、自分好みのプリンに仕上がりますよ。 焼き時間によって固さも多少変わってくるので、ご自宅のオーブンとしっかりと向き合って、ベストな焼き加減を見極めてくださいね。

上手に作るコツは…

使う容器で仕上がりが違う

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なめらかプリンを作るコツは、ゆっくりと火を通すこと。だから熱伝導の穏やかな陶器や耐熱ガラスのプリン型でじっくりと火を入れていきます。 一方で固めプリンは、固く仕上げたいので、少々熱の通りが急激でも問題ありません。今回はあえてアルミのプリンカップを使っています。陶器やガラスのカップしかない場合、焼き時間を延ばして調整してみてください。 また、レシピより小さなプリン型で焼く場合は、焼き時間が短くて済むこともあります。型の材質や容量によって焼き時間を調整してくださいね。今回使用したプリンカップは、アルミ製の#6。擦りきりいっぱいまで水を入れると120cc入ります

固めプリンに “す” はつきもの!?

固めプリンは通常のプリンよりも卵の割合が多く、プリンでは御法度とされる “す” が立ちやすい配合になっています。ましてや熱伝導のいいアルミ製のプリンカップを使えば、なおのことすが目立ってきます。 とはいえ、この仕上がりが荒い感じも、昔懐かしい固めプリンの魅力。ビジュアルにとらわれず、固めの食感を楽しんでくださいね。

すべての材料を常温に戻す

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卵と牛乳は使う前にかならず室温に戻します。 冷たい牛乳を火にかけると沸騰に時間がかかり、わずかですが蒸発する量も増えます。卵が冷たいと温めた牛乳との温度差が激しく、こちらも好ましくありません。

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