水菜を加熱すると栄養価は下がる?

栄養素100gあたりに含まれる量
生の水菜ゆでた水菜
食物繊維3.0g3.6g
β-カロテン1,300μg1,700μg
ビタミンC55mg19mg
葉酸140μg90μg
カルシウム210mg200mg
2.1mg2.0mg
(※1,15)
水菜には、加熱によって栄養価が下がりづらい栄養が多く含まれます。カルシウムや鉄はほとんど減らず、またβ-カロテンは脂溶性ビタミンの性質により加熱後も保持されるようです。

食物繊維は生のままよりも、ゆでることによりかさが減り効率よく摂ることができるためおすすめです。(※3,16,17)

水菜の栄養を活かす効果的な食べ方

ポイント

  1. 生のまま食べる
  2. 動物性たんぱく質と一緒に食べる
  3. ビタミンDが豊富な食品と組み合わせる
  4. 汁ごと食べるスープにする

生のまま食べる

水菜に含まれるビタミンCや葉酸などの水溶性ビタミン。ビタミンCや葉酸の特徴には、水に溶けやすいこと、熱に弱いことがあります。

水にさらす時間は短く、そして生で食べることによって水菜のビタミンCや葉酸をたっぷり摂ることができるでしょう。(※1,4,18,19)

動物性たんぱく質と一緒に食べる

鉄が豊富な水菜は、動物性たんぱく質と一緒に摂るとよいです。水菜に含まれる鉄は、植物性食品に多く含まれる非ヘム鉄なので、吸収率が高くありません。

動物性たんぱく質には鉄の吸収を促進する作用があります。動物性たんぱく質と組み合わせて、水菜の非ヘム鉄を効率よく摂るとよいですね。(※1,9,20)

ビタミンDが豊富な食品と組み合わせる

カルシウムを多く含む水菜は、ビタミンDが豊富な食品と一緒に食べることがおすすめです。ビタミンDにはカルシウムの吸収を促進させる作用があります。

ビタミンDは、魚類やきのこ類に豊富。水菜と一緒に魚やきのこを食べて、骨の健康を保ちましょう。(※1,21)

汁ごと食べるスープにする

水菜に豊富なビタミンCや葉酸などの水溶性ビタミンは、その名の通り、水に溶けやすい性質があります。

煮汁に溶けだした水菜の水溶性ビタミンを汁ごと食べられるスープにして、水菜の栄養を余すことなく食べるのはいかがでしょうか。(※1,4,18,19)
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