ライター : 相羽 舞

管理栄養士

大学卒業後、保育園にて勤務し離乳食と幼児食の献立作成や調理を経験。現在は4歳と2歳の兄弟を大騒ぎで子育て中です。専門的な内容でもわかりやすい記事を目指して執筆しています。

意外と知られていない水菜の基礎知識

水菜は京都が原産と言われており、関西地方では食卓に欠かせない野菜のひとつです。葉の形から柊菜(ヒイラギナ)、細い葉枝が千本伸びるということから千筋菜(センスジナ)、京都が原産ということから京菜(キョウナ)、といろいろな呼び方があります。

また水菜には、小株栽培したサラダ水菜、関東で栽培されてきた水菜の一種である広茎京菜(ヒロクキキョウナ)、茎の色が紫色の赤水菜、葉の色が紫色の紫水菜などがあり、種類もさまざまです。

旬は冬〜早春で、生のまま食べる場合はサラダの食材として、加熱する場合は鍋や煮物の食材として使われている野菜です。

栄養がないは嘘!水菜に豊富な栄養とその効果

水菜の栄養

  1. 腸内環境を整える「食物繊維」
  2. 老化対策に役立つ「β-カロテン」
  3. 肌の健康を保つ「ビタミンC」
  4. 赤血球の生成を助ける「葉酸」
  5. 健康な骨を作る「カルシウム」
  6. 貧血対策に役立つ「鉄」

腸内環境を整える「食物繊維」

水菜100gあたりには、3.0gの食物繊維が含まれています。そのうち、0.6gは水溶性食物繊維で、2.4gは不溶性食物繊維です。

水溶性食物繊維には栄養素の吸収をゆるやかにし、食後血糖値の上昇を抑えるはたらきがあります。また、不溶性食物繊維は、便を増やして腸を刺激し、便通を促すため便秘対策に役立ちますよ。どちらの食物繊維も腸内の善玉菌を増やし、腸内環境を整える作用があります。(※1,2)

老化対策に役立つ「β-カロテン」

水菜100gあたりには、1,300µgのβ-カロテンが含まれています。β-カロテンの含有量が多いので、意外かもしれませんが、水菜は緑黄色野菜のひとつなのです。

β-カロテンは、体内でビタミンAに変わるので、プロビタミンAとも言われます。老化の原因となる活性酸素の発生を抑えたり、取り除いたりするはたらきがあるので、老化対策のためにも摂りたい栄養素ですね。(※1,3,4)

肌の健康を保つ「ビタミンC」

水菜100gあたりには、55mgのビタミンCが含まれています。

ビタミンCは水溶性の栄養素で、別名アスコルビン酸。細胞間をつなぐたんぱく質であるコラーゲンの生成を促したり、活性酸素から体を守る抗酸化作用があると言われています。(※1,5)

赤血球の生成を助ける「葉酸」

水菜100gあたりには、140µgの葉酸が含まれています。

葉酸は水溶性ビタミンの一種で、ビタミンB12とともに赤血球を作る際に必要な栄養素です。不足すると赤血球がうまく作れず、貧血につながるおそれがあるので、積極的に摂りたい栄養素です。

また、葉酸は細胞の分裂や成熟にもかかわるため、妊娠中にはより多くの葉酸を摂取することが望ましいとされています。(※1,6)
※新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、不要不急の外出は控えましょう。食料品等の買い物の際は、人との距離を十分に空け、感染予防を心がけてください。
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