【ソースの材料(作りやすい分量)】

トマトケチャップ……大さじ3 赤ワイン……大さじ2

【作り方】

1. 卵液を作る
ボウルに卵を割り入れ、泡立て器でしっかりと溶きほぐします。塩、こしょうを加え、よく混ぜます。ザルで漉して卵液のキメを細かくし、カラザを取り除きます。
2. フライパンに卵液を流し入れる
フライパンにバターを入れ、中火にかけて溶かします。バターがすべて溶けたら1の卵液を一気に流し入れます。
「フライパンはフッ素樹脂加工で小さめのものがおすすめです。今回は卵3個に対し、直径20㎝のフライパンを使用しています。大きいフライパンを使用する場合は穴があきやすくなるので、卵液の量を増やしてください」
3. ゴムべらで混ぜながら、半熟状になるまで火を通す
フライパンを前後にゆすりながら、ゴムべらで絶えず卵液を混ぜて火を通します。
「卵液を入れたら絶えずかき混ぜ、半熟の細かいスクランブルエッグを作ります。この作業をすることで、表面に凸凹のない美しいオムライスに仕上がります」
4. 濡れ布巾の上で、フライパンを叩く
写真のような半熟状になったら、火から外し、濡れ布巾の上で、フライパンをトントンと上下に動かします。
「このとき、フライパンの側面についた卵は焦げやすいので、ゴムべらで削ってきれいにしておくといいでしょう」
5. ケチャップライスを卵の中央にのせる
ケチャップライスを器に入れ、端に寄せて形を半月状に整えます。
ライスを4の卵の中央に、こんもりとのせます。
「ライスは卵の上にのせてから形を整えると、下の卵が破れてしまうことがあるので、形を整えてからのせましょう」
6. 卵を手前から包む
フライパンを奥に傾けるようにして、手前から中心に向かってチキンライスに卵をかぶせます。
「焼き色はつけない方がきれいなので、包むときは、火は消すか弱火にして作業してください」
7. 反対側の卵を包む
次に、フライパンを手前に傾けるようにして、奥の卵をかぶせます。
8. フライパンの奥に寄せ、成形する
オムライスをフライパンの奥側に寄せ、カーブを使って形を整えます。
9. 器に盛る
フライパンを逆手に持ち、皿を近づけてフライパンを返し、皿に移します。
「器に盛ったらペーパータオルで押さえて、ラグビーボール状に形を整えるときれいに仕上がります」
10. ソースを作る
フライパンに赤ワインを入れて強火にかけ、煮詰めます。ほぼ水分がなくなるまで煮詰まったら、ケチャップを加えてゴムべらで混ぜます。沸いたら火から外して9のオムライスにかければ完成です。

卵が美しい! ラグビーボール形の完璧なオムライスの完成

完成したオムライスがこちら! 卵の表面が均一に黄色く、ひび割れも凸凹もない美しいオムライスです。ひと口食べると、濃厚な卵の風味と甘酸っぱいソースの味わい、バター香るケチャップライスが三位一体となって、口いっぱいに広がります。ふわっとした食感の卵はケチャップライスと好相性。これぞ洋食店の仕上がりです!

ケチャップライスにオムレツをのせるスタイルもおすすめ!

ケチャップライスに「オムレツ」をのせれば、憧れのふわとろオムライスも作れます! ナイフで真ん中に切れ目を入れて、半熟卵がお目見えする瞬間は感動的。包むスタイルと基本的なテクニックは一緒なので、こちらもぜひ、お試しください。
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