ポイントを押さえたところで、さっそく実践!

●祐梨子 「卵の性質や泡立て方が、スポンジ生地の焼き上がりに大きく影響しているとは知りませんでした。また、デコレーション用に適した生クリームの泡立て方があることにもびっくり! 教わったコツを一つひとつ丁寧にこなせば、上手く作られそうな気がしてきました!」 ●先生 「そうなんです。コツといっても、難しいテクニックはありません。ショートケーキ作りは、スポンジ生地と生クリームのシンプルな構成だからこそ、ちょっとした工夫をするだけで格別においしくなりますよ♪ それではさっそく、最初に教えた3つのポイントをおさらいしながら作っていきましょう!」 ●祐梨子 「わ~とっても楽しみ♪ 先生、よろしくお願いします!」

「イチゴのショートケーキ・クリスマスバージョン」の作り方

材料(※直径15cmサイズ、高さ6cmのデコ型一台分)

<スポンジ生地> ・全卵 … 120g(L玉およそ2個分) ・薄力粉 … 60g(今回は「特宝笠」を使用) ・グラニュー糖 … 55g ・トレハロース … 10g ・バター … 10g(今回は「よつ葉発酵バター」を使用) ・牛乳 … 10g ・バニラオイル … 適量 ※卵はあえて冷やさなくてもOK ※「トレハロース」とは人工甘味料のこと。トレハロースを加えることで、スポンジ生地のパサつきを抑えてしっとりと仕上がる。ない場合は、グラニュー糖の総量を60gに変更。 ※「特宝笠」を使用することで、口当たりが軽く仕上がる。
<クリーム・デコレーション>(適量) ・イチゴ … 1パック(お好みで調整)  ・ラズベリー、ブルーベリー … 適量(お好みで調整) ・生クリーム36% … 400g(およそ2パック) ・グラニュー糖 … 32g ・バニラオイル … 適量(お好みで調整) ・ナパージュ(上がけ用ゼリー) … 適量(あれば) ・その他(ハート型のチョコレート)など … 適量(お好みで調整) ※グラニュー糖の分量は、生クリームの量にたいして8~10%程度(お好みで調整) ※イチゴは、小ぶりなほうがデコレーションしやすい ※生クリームのパーセンテージが高いと、スポンジ生地と馴染むまでの時間がかかる。

今回使用したキッチンツール

<スポンジ生地> ・デコ型(直径15cm、高さ6cmサイズのものを使用) ・ハンドミキサー ・ボウル(大・小) ・粉ふるい ・ゴムベラ ・ホイッパー ・わら半紙 (※わら半紙がない場合は、ベーキングシートでもOK。ただ、焼きあがりにしわの跡がつきやすいため、わら半紙推奨)
<クリーム・クリスマスデコレーション> ・波刃包丁 ・ルーラー(15mm角、10mm角) ・ハンドミキサー ・回転台 ・パレットナイフ ・ホイッパー ・ボウル ・絞り袋 ・口金(今回は、「サントノーレ」を使用) ・クリスマスケーキトッパー(お好みのもの)

下準備

<スポンジ生地> ・デコ型の底と周り(幅10cm高)にわら半紙を敷いておく。 ・グラニュー糖とトレハロースは、混ぜ合わせておく。 ・薄力粉はふるっておく。 ・牛乳とバター、バニラオイルを合わせておく。 <クリーム> ・生クリームはボウルに入れて、ボウルごと冷蔵庫で冷やしておく。 <デコレーション> ・イチゴは表面の汚れを取り、ヘタを切り落としておく。スポンジの間に挟む分は4mmくらいの均一の厚さにスライスしておく。

スポンジ生地を作る

① ホイッパーで全卵をよく溶きほぐし、混ぜ合わせておいたグラニュー糖とトレハロースを一度に加えてよくなじませる。
② ハンドミキサーに持ち替え、ボウルを回しながらまず中速で泡立てはじめる。全体が白っぽくなるまで泡立てたら低速に切り替えて、ハンドミキサーを持つ手は固定して、ボウルを回しながらゆっくりと泡立て続ける。泡立てる時は「の」の字を書かない。
ポイント ・ハンドミキサーのメーカーや馬力、卵の状態によるが、目安は中速で2~3分、低速で10分以上。 ・ハンドミキサーを持ち上げたときに、たれ落ちる生地で描いた線がゆっくりと消えるくらいまで泡立てればOK。
③ 下準備でふるっておいた薄力粉を②のボウルに3~4回に分けて再びふるいながら加えていく。その都度ゴムベラで底からすくうように優しく混ぜる。
ポイント 一度に加えてしまうと生地に負担がかかるため、1回目に加える粉の量は少なめにし、徐々に量を増やしていく。
④ 鍋で湯煎用の湯を沸かし、火からおろす。合わせておいた牛乳とバター、バニラオイルの入ったボウルを鍋にのせ、湯煎で溶かしておよそ50℃にする。
⑤ ④に③の生地の4分の1程度加えて、ゴムベラで手早く混ぜる。③のボウルに戻し入れて、全体をなじませる。ボウルを回しつつ下から生地をすくいあげるように混ぜる。
⑥ 生地を低い位置から型に流す。160℃の余熱で温めたオーブンに入れる。160℃で25分程度焼く。天板の奥と手前を入れ替えてさらに5分程度焼く。(今回は、ガスオーブンを使用。電気オーブンの場合は、180℃で25分程度、向きを変えて5分程度焼く)
ポイント 焼き色が薄い場合は、3分程度追加で焼く。
⑦ 高さ10cm程度のところから、型ごと生地を一度落として中にこもった熱い空気を抜く。
⑧ すぐに型から取り出し、わら半紙ははがさずに布巾を敷いた網の上にのせる。上に飛び出しているわら半紙は、スポンジ生地の高さまで細かく縦に裂く。
⑨ 裂いたわら半紙を外向きに広げて、表面を平らにするため生地をひっくり返す。 すぐにもう一度ひっくり返して、布巾で包み、網の上にしばらく置き、粗熱を取る。
⑩ 粗熱が取れたら、焼きあがった表面を上にした状態で布巾ごとラップで包み、涼しいところで一晩休ませる。

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