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仙台名物「せり鍋」とは?
せり鍋ってどんな鍋なの?
仙台の名物グルメといえば「牛タン」のイメージですが、地元でも評判の冬のお鍋が「せり鍋」です。せりは春の七草として、一般的には七草粥で食べるくらいしか機会がない野菜ですよね。
そんなせりをメインにしたせり鍋は、セリの名産地・宮城県の冬の風物詩ともいわれる郷土料理なんです。
せり鍋の発祥・歴史
「仙台せり鍋」が広まったのは、ここ10年くらいだそうです。そもそも宮城県はせりの生産量全国第1位。ビタミンCや食物繊維を多く含むこのせりをたっぷりと鍋に入れて、根っこの部分まで食す「仙台せり鍋」を新たな仙台名物にしようと、おもな産地である名取市のせり農家さんと仙台市内の居酒屋さんが開発に取り組んで生まれたものなんです。
震災後に被災地の応援という意味もあって注目され、仙台出身の某人気漫才コンビが紹介して、一気に全国区となりました。
根っこまで食べられる!せり鍋のおいしい楽しみ方
根っこまでおいしい!せり鍋の味わいはやみつきになるおいしさ
9月から3月にかけて収穫される「根せり」は、厳寒期は特に根がおいしくなります。地元、名取で採れたせりはすぐに火が通るので、鍋でサッとしゃぶしゃぶして食べると、そのしゃきしゃき感がクセになり、口のなかに広がるせりの香りがたまりません。
だしはお店によって鶏がらや鰹節、昆布などいろいろ。しょうゆベースの味付けで、具材としては鶏肉や鴨肉、ネギ・ゴボウなどを加えていただきます。
最後のお楽しみ♪ せり鍋のシメは?
シメもお店によってうどんやおじやなどさまざまですが、おすすめはお蕎麦。シャキシャキとしたせり独特の食感と、鶏肉や鴨肉からしみでる旨みのきいた出汁の相性は抜群で、最後の一滴まで飲み干したくなるおいしさなんです。
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