イタリアの人気焼き菓子レシピ

6. ビスコッティ(biscotti)

「ビスコッティ」はトスカーナ地方発祥の焼き菓子で、「ビスケット」の語源ともなっています。バターを使わず、2度焼きにしてしっかりと固く仕上げるのが特徴。イタリアではワインやエスプレッソに浸し、少しやわらかくして食べる人が多いようです。

7. パネトーネ(panettone)

クリスマスのお菓子として知られる「パネトーネ」は、レーズンなどのドライフルーツとレモンやオレンジなど柑橘類をたっぷりまぜて焼いたもの。ギリシャ・ローマ時代の、農業神サターンの祭りに供されたお菓子が、キリスト教の祝祭日にも受け継がれました。

8. ズコット(zuccotto)

フィレンツェの伝統的「ズコット」は、ドーム状に焼いたスポンジのなかに、砂糖漬けのフルーツやチョコレート、ナッツなどをふんだんに使ったクリームを詰めて凍らせたお菓子です。アイスの原型とも言われ、16世紀頃にメディチ家のために作られました。

9. ババ(baba)

「ババ」はブリオッシュのような生地に、ラム酒で風味づけたシロップを染み込ませた焼き菓子です。18世紀初めにポーランド王の座を追われたスタニスワフが、クグロフに甘口のワインをしみこませて食べたのが始まり。いまではナポリ名物として知られています。

イギリスの焼き菓子レシピ

10. クランペット(crumpet)

イギリスでポピュラーな「クランペット」は、見た目はパンケーキそっくりですが少し違います。ベーキングパウダーを使う代わりにイースト発酵させるので、もっちりふわふわ。イギリスでは、アフタヌーンティーに出されることも多いようです。

11. ヴィクトリア サンドイッチ(Victoria sandwich)

こちらもアフタヌーンティーで定番の焼き菓子です。しっかりと焼き上げたハードタイプの生地で、ジャムをシンプルにサンドしたもの。オズボーンハウスにて開かれたパーティーで、夫の死を嘆くヴィクトリア女王を励ますために作られたのが始まりだそうです。
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