ライター : 塚本 晴香

管理栄養士 / webライター

ラクラク「ヨークシャープティング」は優秀すぎるサイドディッシュ

Photo by oborotyan

イギリス料理といえば「ローストビーフ」ですよね。そこに一緒にでてくるパンのようなものが「ヨークシャープティング」。

プティングとは小麦粉や卵、牛乳、香辛料を使って作られる「蒸し料理」のこと。日本で親しまれている甘いカスタードクリームで作るものは、イギリスでは「フラン」と呼ばれています。

昔はドリッピング・プディングといって、生地をいれた型をマトン(羊肉)の下に置き、肉汁をかけながら焼き上げるものでした。今はこれをもとにして、ドリップの上に生地をのせて焼いたものをヨークシャープティングと呼んでいます。

アメリカの「ポップオーバー」とはどこが違う?

アメリカの「ポップオーバー」は、ヨークシャープティングとそっくり。ヨークシャープティングとポップオーバーでは、使う粉の量が違います。

ヨークシャープティングは水分が多く、もっちりした舌ざわり。ポップオーバーは粉を多めに使い中が空洞です。この空洞にアイスクリームやフルーツなどをいれて食べます。

ヨークシャープティングを作ってみよう

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この記事では、シリコン型を使います。マドレーヌ型やプリン型など、型はおうちにあるものでOKです。型が違うと何分焼くのが悩みますよね。生地が膨らむので、焼き上がりがわかりやすいですよ。

材料(50ccの型に6個分)

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  • 薄力粉 150g
  • 2個
  • 牛乳 220cc
  • ひとつまみ
  • 焼いた肉からでた肉汁(もしくはラード) 大さじ1杯

コツ・ポイント

  1. オーブンで焼くと生地に混ぜ込んだ空気が熱で膨らみ、生地がふっくらします。
  2. だまにならないようにしっかり混ぜましょう。
  3. 動物性の脂を使うと、独特のパリっとした歯触りになります。

下ごしらえ

オーブンを200℃に予熱する

作り方

1.粉をふるう

ボウルに入った薄力粉

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薄力粉と塩を合わせてふるいます。

2.卵を入れる

ボウルに入った薄力粉と卵

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卵をいれ、よく混ぜます。

3.牛乳を加える

ボウルに牛乳をまぜる様子

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だまにならないように牛乳を少しずつ加えて、その都度よく混ぜます。

4.型に肉汁を入れる

ハートのシリコン型が3個置いてある

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型に肉汁(または溶かしたラード)をいれます。脂を熱してから、生地を注ぐことで、カリッと香ばしい皮のヨークシャー・プディングとなります。

5.オーブンで焼く

黒い丸皿にヨークシャープディンが3個盛られている

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型に生地をいれたら、200℃のオーブンで20分から25分焼きます。生地が膨らみ、焼き色がついたら完成です。縮まないうちに食べましょう。

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