4. 【秋田県】きりたんぽより気軽「だまこ汁」

秋田といえば「きりたんぽ」が有名ですが、そのルーツになったと言われているのがコチラの「だまこ」。ごはんと片栗粉を混ぜたものを焼くだけで作れるのがお手軽ですし、なかにはきりたんぽより好きだという方も少なくありません♪ 鶏と野菜のエキスが溶け出したおだしは甘みのあるおしょうゆベースで、コンガリだまこにやわやわと染みこみます。スッとした香りのセリは、全体の引き締め役として欠かせません。

5. 【宮城県】手間をかけても食べたい「ずんだあん」

枝豆ならではの香ばしく青っぽい匂いと、甘じょっぱい味付けがクセになる「ずんだあん」。甘味の小豆あんや白あんとは少し違う位置づけで、野菜やチーズと合わせておつまみに使われることもあります。皮からひと粒ひと粒お豆を出して……と作る手間はかかりますが、そのぶんおいしさはひとしおです。

6. 【山形県】暑さをしのぐ簡単常備菜「だし」

きゅうり・なす・オクラ・大葉・みょうが……と、サッパリ爽やかな夏野菜をたっぷり使うひと品です。ツルネバでスルスルと食べやすく、厳しい暑さのなかでもしっかり栄養を摂るための知恵と愛情が込められています。ごはん・麺類・お豆腐・ゆでたお肉にかけたり、幅広い食べ方が楽しめますよ。

7. 【福島県】シャキシャキ感が◎「いかにんじん」

パッと見は北海道の松前漬けに似ていますが、もともとは昆布を入れずに作る粘りの少ないお料理でした。最近はこちらのレシピのように昆布を入れたり、数の子を入れて豪華にしている場合も多くなっているようです。スルメや昆布の旨みと甘辛い味付けで、ごはんもお酒もどんどん進みますよ。

正統~超個性派まで。関東エリアの人気郷土料理7選

8. 【茨城県】意外性バツグン「そぼろ納豆」

水戸納豆が有名な茨城県からは、ほかの県民にはなかなか思いつかなかったような納豆料理をご紹介いたします。名前には「そぼろ」と付いていますが、混ぜられているのは切り干し大根。ほんのり酸味のある甘辛い味付けは、ごはんに合うこと間違いありません。お茶漬けにしてもおいしく食べられます。

9. 【栃木県】ご近所と交換する文化も「しもつかれ」

鮭の頭で作る、通好みのひと品です。にんじんや鬼おろしもたっぷり使っていて、栄養満点。半分つぶした大豆や酒粕も合わせていることから、かなり独特の香りと食感があります。頭を食べることや臭みに抵抗がある方は、身を使ってみてくださいね。作ってしばらく経ってからのほうが、味がなじんでおいしくなりますよ。

編集部のおすすめ