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ハタハタとはどんな魚?
ハタハタとは、スズキ目ハタハタ科に分類される海水魚です。成魚で体長が20cm前後の小さな魚で、国内では島根県から北の日本海側、北海道の太平洋沿岸に分布します。昼間は砂泥地にもぐって生息し、夜になると捕食のために出てくる夜行性の魚。
体表にうろこがなく、眼は上を向いて下あごが突き出た、受け口の顔がユーモラスです。黄色っぽい背に褐色の斑紋があり、腹は銀または金色に光るのが特徴。江戸時代からよく漁獲され、とくに秋田のしょっつる(塩汁)と呼ばれる、魚醤の原料として知られています。
体表にうろこがなく、眼は上を向いて下あごが突き出た、受け口の顔がユーモラスです。黄色っぽい背に褐色の斑紋があり、腹は銀または金色に光るのが特徴。江戸時代からよく漁獲され、とくに秋田のしょっつる(塩汁)と呼ばれる、魚醤の原料として知られています。
ハタハタの名前の由来
ハタハタの名前は、霹靂神(はたたがみ)に由来するといわれています。霹靂神とは激しく鳴り響く雷という意味です。日本海側で雪が降りだす季節になると、雪起こしと呼ばれる雷が鳴ることを表す言葉。
秋田ではこの時期に、ハタハタが沿岸に押し寄せてきて、漁がはじまる季節でもあります。そこから、ハタハタを漢字で「鰰」「鱩」と書いたり、「カミナリウオ」と呼んだりするそうです。
秋田ではこの時期に、ハタハタが沿岸に押し寄せてきて、漁がはじまる季節でもあります。そこから、ハタハタを漢字で「鰰」「鱩」と書いたり、「カミナリウオ」と呼んだりするそうです。
ハタハタの産地と旬の時期
国内のおもな産地
ハタハタは秋田の県魚であり、昔は全国漁獲高の5割以上を占める名産品として有名でした。しかし、いまの漁獲高日本一は秋田県ではありません。その年によって兵庫県だったり、島根県だったりと、トップの座も目まぐるしく変わります。
とくに近年は、どこもハタハタの漁獲量が激減。つまり、どの県も不漁にあえいでいるのです。そのため、秋田では1993年から3年間を全面禁漁。1999年からは近隣県を含め、15cm未満のものは獲らないという、資源保護策を講じています。
とくに近年は、どこもハタハタの漁獲量が激減。つまり、どの県も不漁にあえいでいるのです。そのため、秋田では1993年から3年間を全面禁漁。1999年からは近隣県を含め、15cm未満のものは獲らないという、資源保護策を講じています。
おいしい旬の時期
ハタハタがおいしい旬の時期は、地域によってふた通りあります。これは秋田や新潟、青森県などの東日本海側と、中国地方の山陰側で漁期とニーズの違いがあるためです。
秋田県では「ブリコ」という卵をはらんだ、雌のハタハタが珍重されます。そのため、東日本海側では11月~翌1月が旬。
一方、鳥取県を含む山陰地方では、抱卵したハタハタのニーズはとくにありません。脂がのった「シロハタ」と呼ばれるものを好む傾向があり、旬は9月から翌年の5月ごろまで。なかでも、3月~5月のハタハタがもっともおいしいと人気です。
秋田県では「ブリコ」という卵をはらんだ、雌のハタハタが珍重されます。そのため、東日本海側では11月~翌1月が旬。
一方、鳥取県を含む山陰地方では、抱卵したハタハタのニーズはとくにありません。脂がのった「シロハタ」と呼ばれるものを好む傾向があり、旬は9月から翌年の5月ごろまで。なかでも、3月~5月のハタハタがもっともおいしいと人気です。
ハタハタのおいしい食べ方
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