目次
ハタハタとは
ハタハタは、体長20cmほどの小さな海水魚。オホーツク海や、北海道から山口県までの日本海側などの地域で、水深100~400mほどの砂泥地に生息しています。ウロコはなく、口が上を向いている姿が特徴です。腹側は白く、背中にはまばらな褐色の斑紋が散らばるようにあります。
少なくとも江戸時代から漁がおこなわれていた魚で、特に秋田県で多く獲れていたようです。秋田名物の「しょっつる鍋」に使われる魚としてご存知の方も多いのではないでしょうか。
少なくとも江戸時代から漁がおこなわれていた魚で、特に秋田県で多く獲れていたようです。秋田名物の「しょっつる鍋」に使われる魚としてご存知の方も多いのではないでしょうか。
ハタハタの由来・語源
ハタハタの名前は、別名「カミナリウオ」とも呼ばれ、雷が鳴る音を表現した擬音語の「ゴロゴロ」を古語で「はたたく」と表したことから由来するといわれています。理由は、ハタハタが晩秋から初冬にかけての雷が鳴る季節に、海岸へやってくるからという説が有力。
漢字では「鰰」と書き、雷のことを神に例えて「はたがみ」と呼んだことも由来のひとつ。また魚へんに雷の「鱩」でハタハタを表すこともあるそうです。
漢字では「鰰」と書き、雷のことを神に例えて「はたがみ」と呼んだことも由来のひとつ。また魚へんに雷の「鱩」でハタハタを表すこともあるそうです。
ハタハタの産地と旬
獲られる産地
ハタハタは秋田県の名物として有名ですが、2019年で日本一の漁獲量を誇るのは鳥取県なんです。次いで兵庫県となり、この2県で全体の50%弱を占めます。その次が秋田県となっており、石川県、青森県と続きます。
なお、1999年以降、種を守るために「全長15cm未満のハタハタは獲らない」といった資源保護策が講じられています。
なお、1999年以降、種を守るために「全長15cm未満のハタハタは獲らない」といった資源保護策が講じられています。
おいしい旬はいつ?
旬の時期は、春と、秋から冬にかけてのふた通りあります。これは、獲られる漁場・漁期ごとの違いによるもの。そのため、北海道や秋田県など東北日本海側と、山陰地方で時期の差があるんです。
秋田県の漁は11月末から1月、“ブリコ”と呼ばれるハタハタの卵を持っている雌が重宝され旬となります。鳥取県を含む山陰地方では9月から5月ごろまで漁がおこなわれます。産卵しない魚を対象とするため、獲られるハタハタは脂が多く“シロハタ”と呼ばれます。なかでも3月から5月のものがおいしく、旬とされていますよ。
秋田県の漁は11月末から1月、“ブリコ”と呼ばれるハタハタの卵を持っている雌が重宝され旬となります。鳥取県を含む山陰地方では9月から5月ごろまで漁がおこなわれます。産卵しない魚を対象とするため、獲られるハタハタは脂が多く“シロハタ”と呼ばれます。なかでも3月から5月のものがおいしく、旬とされていますよ。
ハタハタのおいしい食べ方
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