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生ハムとは?
「生ハム」は本当は生じゃないってほんと?
「生ハム」と呼ばれていますが、実は生ではないんです。ロースハムやボンレスハムなど、一般的なハムは加熱加工するのに対し、生ハムは豚肉を数週間塩漬けにしてから低温でいぶして作ります。ほかにも塩漬けにした状態で乾燥させて作ることもあります。
日本では、一般的なハムと区別するために「生ハム」と呼んでいますが、実際は生ではなくお塩で熟成された状態のお肉なんですね。
じつは保存食がはじまり!
古代ローマの時代から食べられてきたと言われている「生ハム」。当時は保存食として作られていました。
塩漬けすることで水分が抜けて乾燥し、ほかのハムに比べて長期保存に適しています。また、塩気も強いことも保存食に向いています。
ただ、現在は要冷蔵として販売されています。高温多湿の日本では常温での長期保存は向いていません。賞味期限を確認して食べ切るようにしましょう。
普通のハムとの違いって?
作り方の違い
さきほどご紹介したように、ロースハムやボンレスハムなどは豚肉を塩漬けしたあとでいぶし、ボイル加工します。それに対し、生ハムは加熱加工しない点が大きく違います。
塩漬けする際に使うお塩の量にも違いがあります。生ハムは塩漬けあとに塩抜きをしますが、ロースハムやボンレスハムなどにくらべて約3倍のお塩が使われています。
味わいの違い
一般的なハムはお肉をゆでているので、白っぽいピンク色をしています。お肉の繊維とキメの細かさが味わえます。香辛料を使ったハムもあるので、さまざまな味を楽しむことができます。
生ハムは加熱していないので、透明な赤やピンク色。しっとりとした食感とやわらかい味わいが特徴。一般的なハムにくらべて塩気が強さも味わいのひとつです。
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