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ドイツパンって?
ドイツはヨーロッパのなかでもパンの種類がとても豊富なことで知られています。大きな食事用のパンはその数300以上、小さなパンと合わせるとなんと1500種類以上!その種類の多さのヒミツは原料になる穀物の種類が圧倒的に多いことにあります。
ドイツパンにとって、欠かせない穀物のひとつが「ライ麦」や「大麦」です。その味はとてもシンプルですが、噛めば噛むほど味が楽しめる欧米料理には欠かせない存在なんです。
ライ麦系ドイツパン
ライ麦は小麦に比べて精製度が低いので、その仕上がりも濃い茶色のパンに仕上がります。皮がついたまま使用することから小麦粉よりも栄養価が高く素材の香りもよいのが特徴です。食感は固めでスープや濃いめの味付けのお料理にも合わせやすく、食事パンとしても人気があります。
ロッゲンミッシュブロート
「ミッシュ」とは、混ぜるという意味を表しています。ドイツパンはライ麦と小麦をある一定量で配合しながら混ぜ合わせる方法をとるのですが、その配合の割合によってできあがったパンの名称も異なります。ロッゲンミッシュブロートはライ麦が50%から90%のものを指しています。小麦粉よりもずっしり重く仕上がり、サンドイッチ用に8mm程度にカットして使用されます。
ヴァイツェンミッシュブロート
ヴァイツェンミッシュブロートは、小麦粉の配合がライ麦よりも多くなるパンのことを指します。ライ麦の配合は小麦粉に対して50%以下に抑えられ、仕上がりも白っぽいずっしりした色をしています。ふわふわのボリューム感があって、ライ麦の酸味が抑えられることから、ドイツでも人気のあるパンのひとつです。
プンパニッケル
プンパニッケルは、全粒粉100%で作るレンガ型の黒いパンです。発酵時間が長いパンとして知られていて、長時間じっくり発酵したあとは水分をたっぷり含ませながら焼き上げるのでもっちり、ずっしりしています。薄くスライスしてハムやエビなどをトッピングしてオードブルを作るのにぴったりです。
ライ麦系以外のドイツパン
ドイツパンには、ライ麦を使う以外にもさまざまな種類の穀物を使ったメジャーなパンが存在します。塩味をきかせて、食事系のパンに合わせたり、甘く仕上げて軽食のように食べたりとその食べ方もさまざま。こちらでは代表格の3種のパンをご紹介します。
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