ライター : ☆ゴン

すき焼きは土鍋でも大丈夫?

みなさんはすき焼きを作るとき、本格的に鉄鍋を使いますか?熱伝導率が高い鉄製の鍋は、すき焼きをするのに適した道具です。しかし、ひとり暮らしの人やすき焼きをする頻度が少ない家庭では、持っていない場合が多いはず。

そんなときに使えるのが、ほかの鍋料理を作るときに利用する土鍋です。ごはんを炊いたり、ひとり鍋用として持っていたりしますよね。

では、土鍋を使ってすき焼きを作ることはできるのでしょうか?結論から言うと「可能」ですが、やり方によっては土鍋が割れてしまうことも!この記事では、土鍋で作るすき焼きの正しい作り方、そして注意点を紹介します。

関西風と関東風すき焼きの違い

【関西風】すき焼きの作り方

肉を先に焼いてから調味料、野菜を順に入れるのが関西風すき焼きのスタイルです。はじめに肉を焼いて、砂糖やしょうゆをじかに絡めて味付けしたら、まずはこの肉を食べてしまうのが関西風。

肉から出た旨味や調味料が焦げないよう、野菜や酒、水を入れて、さらに砂糖としょうゆを加えながら肉を足していきます。そのため、具材を入れるたびに味の濃淡が変わるので、その都度調味料を加えながら調整するが特徴。

しかし、関西風の作り方で土鍋を使うのはNG!肉を焼くときの高熱に土鍋が耐えられず、割れてしまうことがあります。土鍋で関西風すき焼きを試したいときは、フライパンで肉を焼いてから、土鍋に移すやり方がおすすめです。

【関東風】すき焼きの作り方

関東風のすき焼きは、しょうゆや砂糖、みりんなどで作る割り下で、肉や野菜を焼くというより煮込むスタイルです。ただし人によっては、はじめに牛脂で肉を焼いてから、割り下を加える場合が。これは土鍋ではNGなので、絶対に避けてください。

土鍋で作るすき焼きは、関東風の割り下で煮る作り方がもっとも適した方法。いまは関西でも、すき焼きに割り下を使う作り方が増えています。割り下を活用すれば、土鍋が割れる心配がありません。

土鍋を使うすき焼きの作り方

昆布だしとしょうゆ、砂糖、酒、みりんで作る割り下で、肉や野菜を煮込む関東風スタイルのすき焼き。これなら土鍋でも安心して作れますね。牛肉だけでなく鶏団子や鮭、赤えびをメインに、野菜やそのほかの具材も盛りだくさんな、リッチで豪華な内容のレシピです。

土鍋を上手に使えばすき焼きも楽しめる♪

大きいものにしろ、小さなものにしろ、土鍋を持っているという家庭が多いはず。一方で、すき焼き専用の鉄鍋があるおうちは、意外と少ないのではないでしょうか。

たまにはすき焼きを作りたいけど、普通の土鍋ではちょっと無理かな、と諦めていた人もこれで大丈夫。この記事で紹介した方法を参考に、土鍋ですき焼きを上手に作って、存分に味わってみてください。

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