Q1. スポンジがうまく膨らまない…

A. 混ぜ方にコツがあります!

スポンジには全卵を一度に泡立てる「共立て法」と、卵白・卵黄を分けて泡立てる「別立て法」があります。いずれも卵にグラニュー糖を入れて泡立てて、最後に牛乳と溶かしたバター、ふるった粉の順に混ぜます。 よく言われることですが、最後の粉の混ぜ方は「さっくり」が基本。さらに言えば、あらかじめふるった粉をボウルに入れるときは、再度ふるいながら全体に少しずつ振り入れるのが理想です。できればひとりは混ぜながら、もうひとりに粉を振り入れてもらうのがベスト。 できあがった生地を型に流し、ボウルに残った最後の生地をゴムベラで熱心に集めて型に入れるのも、実はうまく膨らまない原因。よく見ると生地の中の気泡がなくなり、色が変わっています。残った生地を型に流したら、ゴムベラでなでてまわりの生地となじませましょう。

Q2. 焼き色にムラができてしまう…

A. オーブンのクセをよく理解して。クリームを塗る場合はそこまで気にしなくてもOK!

同じ機種のオーブンでも、必ず「クセ」があります。奥が強かったり、下が弱かったり……。こればかりは何度も焼いて、自宅のオーブンのクセを理解して、うまく付き合うしかありません。 タルトやパイの場合、見た目の焼き色が大切ですが、クリームを塗ってデコレーションするスポンジケーキの場合、そこまで焼き色を気にする必要はありませんよ♪

2. プリン

Q1. プリンに「す」ができてしまう…

A. プリン作りは火の入れ方が大切!空気の入りすぎにも注意しましょう。

プリン作りの失敗あるあるのナンバーワンが、表面にできてしまう「す」。見た目が悪くなるばかりか、口当たりが悪くなってしまう、おいしいプリンの敵です。 使う容器は熱の伝わりがゆるやかな陶器や、耐熱ガラスがおすすめ。さらに、湯せん焼きをすることで、熱をゆっくりと伝えることができます。できればプリン液が入った高さまで、しっかり湯煎できる容器を使いましょう。 さらに、プリン液ができたら一度目の細かいザルで漉し、しばらくそのまま置いておきます。すぐに流すと液の中の気泡が「す」を作る原因に……。静かに型に流して表面に泡ができたら、しっかりと取り除きましょう。

Q2. カラメルがうまくできない…

A. もしかして、かき混ぜていませんか?水と砂糖を入れる順番も大切です!

プリンの大切な要素「カラメル」。均一な色に焦がせなかったり、シャリシャリとしてうまくできない、という悩みも聞かれます。 均一な色にならない原因は、材料を入れる順番。フライパンに砂糖→水の順番に入れていませんか?これでは砂糖が水に溶けにくく、焦げるところと焦げないところができてしまいます。必ず水を先に入れ、そのあと砂糖を振り入れるようにしましょう。 さらに、加熱中に木べらなどでかき混ぜるのも厳禁!砂糖に空気が入ることで結晶化して、うまくカラメルになりません。鍋を揺らすくらいで十分です。

3. クリーム・メレンゲ

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